1話 第二の人生こそ!
「な、何でこんなことになっているんだろぉ、、、」
巨大な人達に囲まれ抱っこされている状況をみて過去を振り返ってみた。
主人公、上月慎は、この間現役高校生で、どこの高校生とも変わらないフツーの高校生活を送っていた。
高校3年生になり、どんな仕事をしようかと迷いに迷い就活までに決まらなかったのでとても焦ったらことを覚えている。
まぁ、結局目標もなく流される形で営業マンになった。
その新米営業マンとして2ヶ月の研修が終わり一息つき家に帰りゲームにもログインせずに寝てしまったはず、、、
(夢か?)
(いや、いや、余りにリアル過ぎるし、、、、、、)
(え、もしかして転生ってやつ???)
(転生ならテンプレ的にいうと今絶賛赤ちゃんなう?)
(じゃぁ、もしかして周りがでかいんじゃなくて自分が小さいだけか!)
頭が冷静になり前をよく見ると若いメイド服を着た人が自分を抱っこしている事がわかった。
「元気な男の子ですよー」
メイド女性は、そう声をかけるともう一人の30歳くらいの女性に自分を渡した。
その女性は、母性を感じさせる笑顔で優しく抱き締めてきた。
「本当に生まれてきてくれてありがとう、、、」
自分をうんでくれた産んでくれた女性は、なきながら喜んでいた。
前世では、母親を早くに亡くしてしまった為、自分も泣いて泣いて泣きつかれて寝てしまった。
時は経ち一年が過ぎた。
え、早すぎるって?
いや、考えてみて欲しい
あかちゃんなら普通だけど思考は大人だよ!
排泄やら夜泣きやら恥ずかしいじゃん!
けして、母親との授乳体験が恥ずかしかったんじゃないんだからね!