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憂愁お男(ひと)  作者: 捺魅
Une rencontre
7/14

第1章 3

「今日はもう、遅いです。近くにわたしの家があるのでどうぞ、ゆっくりしていってください」


突然だった。

暗いとは言ってもここから抜けることが出来れば街灯がある。


「それはいいですので、帰る道を教えてくれませんか?」

「危険ですよ? 女の子が一人で夜道を歩くのは」

「構いません、それに急いでいるので」


知らない人に家に泊まるなんて考えただけでも恐ろしい。

この人は変態(へん)なのだろうか。


「泊まっていきなさい」

「もう本当大丈夫ですので! 失礼します!」


これ以上話しても埒があかないような気がして、何より早くここから抜け出したかった。

こんな暗い場所にいると、またあの時のことを思い出してしまう・・・。


「っ! ちょっ、何するんですか!? いやっ! 離してっ!」


戻ろうと足を踏み出した瞬間、いきなり手首を掴まれた。


「や、やめっ!!」

「大丈夫だから!」

「っ!」


無理やり振り向かされ見たその人の目は闇のように漆黒(くろ)く妖艶な瞳だった。


「大丈夫だから、泊まっていきなさい」

「・・・・・・・はい・・・」


一瞬だった。

私はその瞳に抗えることが出来なかった。







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