第三十六話 「王国の英雄」
ルナたちの村は、王国を救うための最後の希望となった。国王と第一王女、そしてレオニードを迎え入れた村人たちは、彼らを温かくもてなし、安全な場所を提供した。ルナは、国王に村の現状を説明し、アルフレッドが次の攻撃に備えていることを話した。
「陛下。アルフレッドは、この村に、必ず、再び、攻撃を仕掛けてくるでしょう。今度は、さらに大きな軍隊を、連れてくるはずです」
ルナの言葉に、国王は、深く頷いた。
「わかっておる。……だが、この村は、古代竜アウルムに守られておる。アルフレッドの軍勢が、どれだけ大規模であろうと、この村を攻め落とすことはできまい」
国王は、ルナに、心からの信頼を寄せているようだった。
その夜、国王とエリザベスは、ルナとレオニードと共に、今後の作戦について話し合った。
「ルナ様。アルフレッドの悪事を、王国の民に知らしめる必要があります。しかし、我々は、王国の追われる身。どうすれば……」
レオニードが、ルナに尋ねた。
ルナは、静かに言った。
「王都には、銀翼団の団長が、アルフレッドの悪事を暴くための、新たな証拠を探してくれています。私たちは、彼らが、その証拠を掴むまでの間、アルフレッドの攻撃を、耐え抜かなければなりません」
エリザベスは、ルナの言葉に、深く頷いた。
「私も、父上とレオニード様から、アルフレッド卿の悪行について聞きました。……そして、母上と兄上を殺したのが、アルフレッド卿であることも、疑っております。私は、アルフレッド卿の悪事を、絶対に、暴いてみせます!」
エリザベスの言葉に、国王は、エリザベスの頭を優しく撫でた。
「エリザベス。お前は、聡明な娘だ。……お前の力が必要だ」
その頃、アルフレッドは、自らの邸宅で、新たな陰謀を企てていた。
「……国王は、死んだ。あとは、王都の貴族たちを、完全に掌握するだけだ」
アルフレッドは、そう言って、一人の男に命じた。
「……お前たち、ルナ・カーヴィルの村へ向かえ。そして、あの村を、地図から消し去ってこい!」
男は、アルフレッドの言葉に、驚きを隠せない。
「しかし、アルフレッド様!あの村には、伝説の古代竜が……!」
「黙れ!伝説など、この世に存在しない!あの竜は、ルナ・カーヴィルという女が操る、ただの魔物に過ぎない!」
アルフレッドは、そう言って、男を脅した。
アルフレッドは、ルナたちの村を、王国への反逆行為を企てた魔物の住処として、全王国の民に触れ回った。そして、全貴族に、村の討伐への協力を命じたのだ。
数日後、ルナたちの村に、一人の男が、息を切らして駆け込んできた。
「ルナ様!アルフレッド卿が、全貴族に、村の討伐を命じました!大規模な軍隊が、こちらへ向かっております!」
男は、銀翼団の団員だった。
ルナは、その言葉に、顔色を変えた。
「全貴族……!まさか、アルフレッドは、全ての貴族に手を回して、私たちを潰そうとしているの……!」
ルナは、拳を握りしめた。
国王は、ルナに、静かに言った。
「……ルナ・カーヴィル。この国を、救ってくれ」
国王の言葉に、ルナは、力強く頷いた。
ルナは、村人たちに、アルフレッドの軍隊が、村へ向かっていることを話した。
「……みんな。私たちは、この村を、必ず、守り抜きます!私たちの故郷を、誰にも、奪わせはしないわ!」
ルナの言葉に、村人たちは、武器を手に、村の防衛を固めた。
フィオナは、大剣を手に、村の入り口に立った。
「来い!アルフレッドの軍勢よ!このフィオナが、相手になってやる!」
ミリアは、弓を手に、フィオナの隣に立った。
「私も、負けないよ!」
その頃、アルフレッドの私設軍隊は、王都を離れ、ルナたちの村へと向かっていた。
彼らは、アルフレッドが用意した、強力な魔法の武器を携えていた。
それは、アウルムの力を打ち破るための、最終兵器だった。
アルフレッドは、ルナたちの村を、王国への反逆行為を企てた魔物の住処として、全王国の民に触れ回った。そして、全貴族に、村の討伐への協力を命じたのだ。
ルナたちの物語は、ここから、さらに複雑な展開を迎えることになる。
彼女たちは、故郷と、王国の未来を、守ることができるのだろうか。
そして、レオニードと団長、そしてエリザベスは、アルフレッドの悪事を、暴くことができるのだろうか。




