冒険者になろうと思います。
なんかよく分からんうちに稽古つけて貰うことになりました。
お金取られたりはしないそうなので安心安全。?
武器屋さんを出て、服を買ったんだけど、おんなじようなのしか売ってないんだよ。
だから僕の服装は、一般ピーポーと同じです。
街歩いてても他の人に埋もれちゃうよ。
異世界来てもこうなんのか…
で、今やっと冒険者ギルドに着いたよ、アニメで見たそのままだよ。
地図見るまでも無く分かったよ。
とりあえずカウンターに行って、そこにいる受付嬢に聞く。
「冒険者になりたいんですけど」
「ではまずこの用紙にご記入頂く必要がありますが代筆致しますか?」
「いえ、大丈夫です」
断ってからカウンターの上で必要事項を記入する。
うわ、日本語で書いてるつもりなのに、手が知らない言葉を書き出す。気持ち悪い。
名前は『メグル アイバ』で良いか。
年齢は『16才』、使用武器『刀』。まだ買えてないけどね。
パーティーでの職?『荷物持ち』。だって魔法は使えないし、剣だって全くだもん、よく考えたら一番冒険者に向いてないよ。
記入し終わってお姉さんに紙を渡したらボードの上に手をかざすように言われた。
「戦闘系ステータスの確認用魔導具です。
これであなたのランクが決まり、それ以上の依頼は受注できないようになっています」
「分かりました」
手を載せたらステータス画面が出てきてお姉さんフリーズした、美人さんは呆けた顔も綺麗だね。
暫く見てたらハッと気がついて「ちょっとお待ち下さい」と言って行っちゃった。
で、呼ばれたのが上役のおじさん(禿げ頭)。
驚いた顔でやってきて、「えー、協議が必要な案件なので少々お待ちください」だってさ。仕方ないからギルドの椅子に座って待っているよ、今。
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「なんなんだ、あの子。魔力ゼロの上にスキルなし、そのくせ御神の使いの証である『迷い人』の称号を持ってるって。」
「どのランクに入れれば良いんでしょう?
普通はスキルが戦闘系ではなくて、スキル欄に武術系の技能も無かったら問答無用でEランクですよね?」
「分かんね。ギルマスに聞くか。」
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あ、さっきのハゲおじさん戻ってきた。
………ランクどうなったんだろう?
「えー、メグル殿の冒険者登録についてですが、ギルマス直々のお達しにより、見送られることとなりました」
はっ?
誰でも冒険者になれると思ってたのに。
それにこれじゃあ仮通行証返せないじゃん。
どうしてくれんのさ?
そう聞くと、
「通例では誰でも冒険者になれるのです。
しかしメグル殿の場合、魔力ゼロの武術系のスキル無し、とどこに出しても死んでしまうようなステータスでして…
さらに迷い人である貴方様をみすみす殺したとあっては御神のご意思に背く事になってしまいます。
それは当方としても望ましくない事態です。
よって何か武技を習得いただくまでの間冒険者にはなっていただけません。
なお、通行証に関しては特例としてギルマスの許可が降りましたのでこちらで発行させていただきます」
饒舌だな、このおっちゃん!
理解しました。冒険者になるにはどうあっても修練が必要なんだね。
あわよくば逃げる方法見つからないかと思ってたけど無理なんだね、きっと。
諦めて冒険者ギルドを後にした。
なんで運良いはずなのにこうことごとく望みが崩れてくわけ?
神様とやらの陰謀ですか?
神様ひどいよ。勝手に召喚しといてなんなのこの仕打ち?
まあいいや、会ってもいないしそもそも居るかも分かんない神様に文句垂れるほど怒っちゃないよ。
勝手にこっちにつれてきた挙句この仕打ちってのはめっちゃムカつくけど。
冒険者で稼げないとなるとお金が心配になってきた……今日散財したからな。
とりあえず日も暮れてきたし、宿を探そう。
さて、宿はどこにあるかな?




