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異世界で必要なものは運だけでした。  作者: 白昼夢
二章 新たな種族とメグルの夢
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イヴリース視点:星月夜

言ったそばから更新が遅れてしまい、申し訳ございません(;^_^A

ストックが消えて、書き足しておりました。


これでしばらくは大丈夫かな?と思います。



今回からしばらくは、リース視点です。




まだ夜中だってのに、目が冴えちゃったわね。

横になっててもやることはないし、眠れる気もしない。ちょっと夜風に当たってこようかな。


そう思い立ち、私はテラスへと向かう。

ここから見る星空が、すごく綺麗なの。だからここは、私のお気に入りの場所。

下は切り立った崖になっていて、地平線と交差するまでに、私の視界を遮るものは何もない。


今、私の目に映ってるものは満天の星空。そして、


忌々しい【森】。


頭上に広がるきれいな星々とは対照的に、黒一色で染まったこの森こそが、私たちを苦しめるもの。

魔族だけじゃない。お伽噺の中の人間たちとも共通の、真の敵。


だというのに、大人たちときたら……。



あ、自己紹介がまだだったわね。

私はイヴリース。

魔国の現魔王で、一応は悪魔族の末裔。


知ってると思うけど、一応悪魔族について説明しておくね。

人間側のお伽噺に出てくる、魔人、って言う人たちを祖先に持つ魔族の家系。

一説によると、魔王『シバ』の力を受け継いだのが悪魔族…らしいけど、真偽は分からない。

魔王なんて大層な役押し付けられたのも、その説のせいらしいけどね。


あと、魔人を先祖に持つからかも知れないんだけど、悪魔族の大人たちには好戦的な人が多いの。

…私はそうでもないわよ?


で、そんなわけで人間との再戦を望む声も親戚筋から出てたりするんだけど。大昔の事なんか忘れて、人間と仲良くしたら、って思ってる身からするとちょっとね……

それに、悪魔族って名乗ると、皆が皆、バーサーカー見る目向けてくるの。

こちとら可憐で多感なお年頃の女の子なの。誰が好き好んでそんな目を向けられたいってのよ?


そんなわけで、私はこの種族に生まれたことを気に入ってなかったりするんだけど…

だぁれも理解してくんないのよ。

うちの国民、『強いは正義』って思ってる節があるからね、仕方ないとはわかってるのよ。でもほら、理屈と感情は全くの別物でしょ?

納得できないの。異論は認めない。

……文句があるならかかっておいで?


あっ、今のなし! やり直すから忘れて!


だから納得できないの。私の可愛さに免じて許してね?(はーと)

…だれよ、今ドン引きした奴! 文句があるなら……じゃない、許さないんだから!


えっと、自己紹介はこんな感じで終わりでいい…よね?


じゃあ終わり!


十分夜風にあたって、星空を満喫した私は寝室へと戻る。それからベッドに寝っ転がる。


久しぶりにテラスに出たけど、景色が変わってないってのは安心感がある。

最近周りの環境が変わりすぎて、疲れてたんだ……


気が付いたら先代魔王——つまりは私の父——に、「お前ももうすぐ成人だし、王位を譲ろう」とかって言われて、あれよあれよという間に魔王になっててもう…

とはいっても、仕事っていうのは簡単な書類仕事と、元老院の会議に参加するだけだから楽な方なんだろうけどね。

慣れてきたら、もっと難しい仕事とかが回ってくるんだろうなぁ。いやだなあ。


私もまだ若いんだし、もっと人生楽しみたいよ…

何か面白いこととかないかなー。例えば人間とかがやってくるとか、そんな奇想天外なこと。


そんなことを考えながら眠りについた私は、知らなかった。

明日、空想していた通りの出会いがあることを。そしてそれが、この国が変わる契機になることを——。




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