表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で必要なものは運だけでした。  作者: 白昼夢
一章 異世界転移と同族のいる街
3/73

ステータスを確認しました。


そうだ!

異世界に来たんだから、自分のステータスとか見れないかな?


「ステータス」


全然でてこない。

じゃあ、「ステータスオープン」


あ、でた。


        《ステータス》

 【 名 前 】 メグル アイバ

 【 年 齢 】 16

 【 職 業 】 迷い人

 【 レベル 】 1

 【 体 力 】 100/100

 【 魔 力 】 0/0

 【 攻撃力 】 48

 【 防御力 】 43

 【 筋 力 】 24

 【 俊敏性 】 27

 【  運  】 ∞

 【 スキル 】 言語理解

 【 称 号 】 なし



…なんか色々つっこみどころがあるステータスだな。


職業が迷い人?聞いたことないんだけど?まあ今絶賛遭難中だけど。異世界にまで迷い込んでるけど。

それでも迷い人はなくない?

だってこちとら別の世界から来た人間だよ?

せっかく異世界来たんだからさ、勇者とか、せめて魔導士とか、ほかにいくらでも職業あるでしょ?

それなのに…ねえ?


それにさ、僕の魔力量みてよ。0だよ?0。いままでいろんな異世界物の作品読んできたけどさ、魔力量が0の登場人物とか見たことないよ?

しかも魔力がないってことは魔法が使えないってことだよね?ラノベとか読んで、こんなことしたい、あんなことしたいって思う中の九割くらいは魔法関係でしょ?

異世界きて魔力0ってどんな罰?僕そんなに悪いことした?いや、道に落ちてた百円玉拾ったことあるよ?でもそんなこと、みんなやってるじゃん?

なんで僕だけ魔力0になってるの?


あとは、筋力と俊敏性にも言いたいことあるけどさ、学校への行き返り以外でほとんど運動してなかった僕が悪いから納得できる。それは納得したとしてだよ?

運が∞って何?なんかの間違いじゃないの?だって僕、さっきゴブリンに襲われたよ?その前だってこけて起き上がったら異世界にきてたんだよ。…よく考えたらゴブリンに襲われた時も自滅して傷一つ負わなかったし、こけたおかげで念願の異世界に来れたともいえるからそんな運が悪いわけじゃなくてむしろいい方だって気もしてきたけどさ、それでもおかしくね?

考えたら負けみたいな気がしてきたからもういわないけど、ねえ?



あっ、いるかどうかもわからない神様に文句言ってたら日が暮れてきた。

どうしよう。

夜になる前にしたほうがいいことって何だ?

うーん。


まずは火を起こしたほうがいいのかな?

野生動物は火を怖がるって言うし、魔物も一緒だと思いたい。


よし、まずは火を起こそう!

とはいえ、マッチもライターも持っていないのにどうやって火を起こせばいいのやら。

現代でこんなことするのはキャンプ行った時くらいだよ。

そもそも僕はキャンプさえ行ったことないけどね。


だから火を起こす方法なんて一つも……知ってるわ。

理科でやったぞ。電池の端と端を導線でつなげるとショートして熱くなるって。

思い立ったからにはすぐやろう。もう日没までに時間がない。


まずは薪を集める。

次におにぎりを包んでいるアルミホイルをはがして、真ん中が細い帯状になるようにちぎる。

で、MDプレーヤーから電池を抜いて、アルミホイルを両端にくっつける、と。


あ、いけね。なんか燃えやすいもの用意しなきゃいけないんだっけ。

忘れてたのはしょうがないからティッシュを取り出して丸めて、それをアルミホイルの細くなった部分に当てる。

しばらく待つと煙が出てきたから息を吹きかけて…火が付いた!


そこまで来たらプリントとテストを火にくべて、薪に燃え移らせる。

テストの証拠隠滅もできて一石二鳥だね。


あーあ、スクールバッグの中身を巾着袋に移してくれるくらいなら何かもっと使えるもの入れて欲しかったなー。

疲れた。


でも、焚火に当たってると温かくなって、安心するね。

だからかはわからないけど、おなかがすいていることを思い出した。

よく考えたらお昼ご飯食べてなかったんだよな。


地面に座って食べるのはなんか嫌だったので、運良く近くにあった倒木に腰掛けて、巾着袋からおにぎりを取り出す。


お弁当にと持って来たおにぎりは二つあるけど、これからの事も考えたら一つ残しておいた方がいいよね。

ふりかけとわかめ、どっちを食べるべきか少し悩んで、わかめの方を食べることにする。



「ごちそうさまでした」


おなかがいっぱいとまではいかないけど、だいぶ空腹を紛らわせたら、眠くなってきたな。

でもここで寝ちゃったら、魔物に襲われそうで怖いなぁ。



で、今船を漕ぎながら、焚き火を、見張って…


はっ、寝るとこだった。危ない危ない。


絶対ねないぞ。

寝たら死んじゃうかもだし、そんな最期は嫌だよ。


でも、焚き火あったかい…眠い…







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ