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異世界で必要なものは運だけでした。  作者: 白昼夢
一章 異世界転移と同族のいる街
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スキルと武技の違いについて学びました。

今日もソウレンさんに昼ごはんをたかられた。

まあ、指導料と思って割り切ってるんだけど、それでも納得できない気持ちもあったり。


それにしても、この人の武器屋さん、人が入ってるとこ見たことないのによくつぶれないよな…

何か秘密があるのかな?


ソウレンさんに聞いてみたら、


「そりゃ俺が冒険者時代に稼いだ金でやりくりしてるに決まってんだろ。

 売れなかったら新しいのを仕入れる必要もないから、支出がないのとおんなじさ。

 最近は昼飯までタダになったからな」


「………………」


そういうことか…それにしても、遊んで暮らせるほど冒険者で稼いだって、よっぽど強かったんだろうか?


「ソウレンさんって、実は有名な冒険者だったりします?」


「俺か?まあな。でもお前に名前を知られてないくらいのもんだからな……」


「そうですか」


微妙にはぐらかしてきたような気がする。

まあ、本人が話したくないと思ってるんだったら余計な詮索はやめよう。

機嫌を損ねられて、明日からの特訓がきつくなるのも嫌だし。


お昼ご飯を食べ終わって、ソウレンさんに挨拶して。

まったく繁盛していない武器屋を出たら冒険者ギルドに向かう。


この街には図書館とかないみたいだから、調べものしたいんだったら冒険者ギルドかなと思ったんだよね。

ほら、武技を早く習得する方法を知って、早くこの鬼コーチから解放されて、早く冒険者になりたいんだよ。

で、テンプレだと調べものには冒険者ギルドの奥にある資料室みたいなところか、図書館じゃん。

そういうことで冒険者ギルドに入って、受付嬢さんに調べものしたいんですけどって言う。


「ご自由に奥の資料室をお使いください」


あーあ、苦笑いされちゃったよ。世間知らずのおぼっちゃまって顔に書いてある気がする!

とぼとぼ歩いて資料室に入る。


想像の中では壁一面に本がある感じだったんだけどそうでもないんだね、蔵書数は思ったより少ない。

本棚一つに収まるくらいしかないや。


それにしても、だぁれもいなくて貸し切り状態なことが気になる。

あんまり活用されてないんだろうか?


本棚に歩み寄って、目についた本を手に取ってみる。

『剣技とスキル』って題名だった。


パラパラっと読んでみた。

そしたら、武技とスキルは別物で、武技は技術、スキルは魔法の一種みたい。

なんでも、武技はその武器の扱い(体術のレベル)が一定に達した時にえられるもので、

スキルは生まれた時にだれでも一つは持っていて、後天的なものとしてはスキルスクロールっていうやつを読んだときに手に入るらしい。

スキルは発動に魔力が必要な代わりに、人の技術では再現できないようなことができるんだって。


例は載ってなかったけど、縮地ってスキルと、フェイントの違いみたいなものなのかな?たぶん。


そのあと他の本も見てみたけど、書いてあることはこれと同じようなことばっかりだった。

ってことは、やっぱり地道に努力するしかないかな…………

楽しようって考え自体駄目だったんだよね。


よし、ソウレンさんに勝てるようになるぞ!そして、あの鬼をぎゃふんと言わせてやる!!


でもまずはソウレンさんに走ってついてけるくらい体力がついて、筋肉痛にならないくらいに筋力もつくことからかな。


特訓開始だ!!!

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