表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/22

1-3 俺の『ジョブ』操作した奴、怒らないので手を挙げて下さい。

 「……ジョブ?」

 

 「はい。『ジョブ』です。貴方はRPGゲームをしたことがありますよね?あの『ジョブ』です」


 「確かに『ジョブ』はわかるけど…やっぱり、剣士とか魔法使いとか?」


 「はい。『ジョブ』はそれらのことを指し、その役割は様々です」


 つまりは現実のRPGゲー厶と同じ感じか。


 「んで、『ジョブ』には何があるんだ?」


 「えっと、初心者向けとなると、やはり剣士けんし)等が向いていますが…」


 「いや、初心者向けどか関係なく全て言ってみて」


 「えっと、

  剣士けんし) 魔法使いまほうつかい) 武道家ファイター) 召喚士スポナー) 狩猟者ハンター)

  戦士ソルジャー) 狙撃士スナイパー サムライ 暗殺者アサシン 怪盗ルパン 道化師ピエロ 治療士ヒーラー 踊り子ダンサー  騎士ナイト 弓師アーチャー ……」


 「ストーーーップ!!」


 流石に多いわ!多すぎるわ!!


 「何ですか?すべて言えと言ったのは貴方でしょう?私はそれに徹したまでですが?」


 何だこの少女!?さっきと比べ煽り性能が高い!


 「わかった、もう言わなくていい…自分で決める」


 「…わかりました。では貴方の『ジョブ』を一つ選んで下さい」


 はて…改めて何にしようか。

 

 剣士けんしどかの王道もいいが、そういうのは後々弱点どかできるし、道化師ピエロどかそういう弱点が無さそうなのは使いこなすのが難しそうだし…


 「はい、わかりました!貴方の『ジョブ』は、『€#ㇱ』ですね!」


 考えてる最中、急にミカエルが喋りだした。


 ……『€#ㇱ』?なんて読むんそれ?ていうか俺まだジョブ決めてなくね?


 「えっと…ミカエルさん、俺まだジョブ決めてないんだけど…」


 「え?だけど貴方さっき自分で決めてましたよ?大声で自信ありげに『俺のジョブは€#ㇱだ!』って言っていましたよ?」


 ……は!?何勝手に決まってるんだよ!?そもそも何だよ『€#ㇱ』って!そんなジョブ見たことも聞いたこともねえぞ!


 「ちょっと待った!変える!もう一度『ジョブ』変えるから!!」


 「…残念ながらもう変えれないみたいです…」


 なんでだー!!


 ああ…俺はこれからこの訳わからんジョブと共に世界を救わなくちゃいけないのか…


 「えっと…悲しんでる所失礼しますが、早速実戦してみませんか?ほら、まずは『ジョブ』を確認する所からですし…」

 

 「ちょっと待って……いま病んでるからもう少し後でいいか…?」


 「はぁ…わかりました。では少し待ちますので、その間に心の整理を」


 ミカエルにため息混じりに許可をもらったので、遠慮なく病んでいられる。


 どうやって使うんだ…このジョブ…


 攻撃系?回復系?はたまたサポート系?何もかもわからない…


 もう戦場に俺を出しても無能のまま死ぬのかもな…


 「…ーい…」


 はあ…せめて彼女どか欲しかったなぁ…


 「おーい…」


 ああ…もう天使エンジェルから迎えが来ている…早くいかないと…

 

 「おーい!」


 三回目でそれがミカエルの声だとわかった。


 「うおっ、ってミカエル!?なんだよ急に、俺はいま病んでるっつーの!」


 「ふふふ…えーと…貴方のことは何て呼べばいいですか?」


 「え?あ、そういや教えてなかったな。んーと、まあ、ジローでいいよ。んで、それだけで呼んだの?」 


 「そんなまさか!ジローさん、実は、貴方の『ジョブ』の詳細がわかったのです!」


 「マジで!?そんでそんで、何だったの!?」


 「それは…」


 俺は固唾を飲む。


 果たして『€#ㇱ』は、どのような能力なのか…!


 そもそも強いのか……!


 



  


 

  

  

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ