少女漫画の思い出 3日は「りぼん」。13日は「別冊マーガレット」の発売日
少年漫画だけでなく、少女漫画も読んでいました。
その思い出話です。
心にのこった作者と作品も列挙しています。
03.11.27記
「才能? 才能ですって。オーホホホ 。オーホホホ。(キリッ)北島マヤ。あの子は天才よ」
少年時代から、少年漫画だけでなく、少女漫画も姉が読んでいたものを借りて読んでいました。
高校時代は、クラスの女の子が教室で「別冊マーガレッット」を毎月回し読みしていたので、お願いして、最後に回してもらって、休み時間に読んでいました。
「○○、気持ち悪いからやめろ」
という男子もいましたが、無視しました。
当時連載されていたもので、お気に入りは、
美内すずえの
「はるかなる風と光 」
でした。
高校3年のとき、父が、知人の親戚だかなんだかにあたるとのことで、竹宮恵子(当時は まだこの字でした)のサイン入りの「ファラオの墓」をくれました。
まださほど 有名になる前でしたが、残念ながら、このときのサイン本は、今、どこにいったか分かりません。
(サリオキス、ナイルキア、スネフェル、アンケスエン、アウラ・メサ)
大学2年のときだったと思うのですが、ある夜、呑んで、いい気持ちになりました(私は3月生まれなので、大学2年だったら19歳なのですが、当時は大学生になったら、コンパ等で普通に呑んでいました)。
帰りの電車でなにか読みたいな、と思って駅の売店をのぞいてみました。
売店に並んでいた「別冊マーガレット」の表紙に、高校時代、気に入っていた 漫画家の名前(「象山小町先生」 というキャラクターを作っていた人、名前は忘れていたのですが、インターネットで調べて みました。高丘千栄子ですね)を見つけたので、思わず、買ってしまいました。
それがきっかけと なって別冊マーガレットを毎月、買うようになり、その後、「りぼん」も毎月買うようになってしまいました。
当時、好きだった漫画家は、
田淵由美子:「フランス窓便り」が有名で、それも良かったですが、一番好きだった 作品は 「雨の糸を紡いで」でした。絵が好きでした。
岩館真里子:どの作品と特定はできないのですが、絵が好きでしたし、会話などのセンスが好きでした。
太刀掛秀子:「ミルキーウェイ」(主人公は立原奈緒)に、「花ぶらんこゆれて 」(主人公は篠原るり、 だったかな。真幸お兄さんに惣せんせい(安積惣一郎)だったと思います)。
単発物メインの漫画家では、文月今日子、陸奥A子。なども好きでした。
弓月光は、高校時代から好きでしたが、大学時代、やっぱり好きな友人がいて、ふたりで、その時点で出ていた 彼の作品はほとんど読んだはずです。やっぱり絵が好きです。
みつはしちかこ「小さな恋の物語」も高校時代から読んでいました。チッチ(小川チイコ)とサリー(村上聡) も良かったですが、岸本(文彦)さんと(林)京子さんが結構好きだったかな。
うーん、書いていると色々思い出します。
河あきら「いらかの波」(主人公は小林渡。自意識過剰の二枚目、島津亮が、実は読者にとても人気があるのだ、 ということは入社後、やっぱり読んでいた先輩に教えてもらいました。)
槇村さとる「愛のアランフェス」(黒川貢に筒美一、貝谷真紀子だったかな。主人公の姓は森山だったけど、 下の名前はアキミ(亜季美)だったかな、違うような気もする)。
一条ゆかり「砂の城」(フランシスだあ。)
大谷博子の星くずシリーズ(「星くず」「星ははるかなり」「星よきらめけ」「由似へ」「由似、君の青春」 の順番でよかったかな。杉浦由布子 → 香坂由布子)
くらもちふさこ「おしゃべり階段」(森本加南、中山手線。)
青池保子「エロイカより愛をこめて」「イブの息子たち」
山岸涼子「日出処の天子」
いがらしゆみこ「キャンディ、キャンディ」はラストシーンが良かったです。
(「なかよし」も時々買っていたようです)
そして
美内すずえ「ガラスの仮面」。
魔夜峰央「パタリロ」(きっかけは会社の寮のテレビでたまたま見ていて、その時のギャグ(って言ったら いけないのかなあ)がとても気に入ったからです:
「国王即位式に法王を呼びたいんだけど、宗教的に問題があるから迷っているんだ」
「ふーん、プロテスタントなのか」
「いや、真言宗なんだ」
家内は漫画は好まないのですが「パタリロ」は気に入っていました。主に社内で、多くの人に 貸しましたが、面白いという人と、全然受け付けられない、という人とにはっきり分かれて 中間がいなかったです。
パパンがパン、パパンがパン、だーれが殺したクックロビンっと
しかし、「イブの息子たち」「日出処の天子」「パタリロ」。 みんな・・じ ゃないか。
社会人になってから、行き帰りの電車で読む本を数冊(そのときの気分によって読む本を決めるので だいたい2冊以上は携行していました)入れるため、大き目のかばんをもっていたのですが、 会社で隣に座っていた先輩に
「○○のかばんの中にはいつも「りぼん」の付録が入っている」と言いふらされて しまいました。
たしかに発売日(毎月3日ですね)は、そういうこともあったでしょうが、いつも、というのは 事実ではありません。
そのうわさを聞いた付き合う前の、のちの配偶者は
「会社に面白い人がいる」
と、家に帰って、お姉さんに話していたそうです。
「気持ち悪い人がいる」でなかったのが良かったのでしょう。
貧乏性なので、りぼんの付録は使うことも無く、どんどんたまるばかり。入社一年後の転勤の際に、同じフロアの同期の女子社員3人に、みんなあげてしまいました。