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9話 「僕を怒らせた」

前回のあらすじ


薬草を取りに行くために、最初のダンジョンの近くの草原へワープしたコースケだったが、冒険者時代の草原とは全く雰囲気が変わっていた。そこには第三のダンジョン「バベル」の元BOSSキマイラが縄張りを張っていたのだ。キマイラは心優しく、僕が薬草を取ることを許してくれた、直後キマイラの後ろから声がしたので、そちらを向くと女性が戦闘姿勢でたっていたのだった。

__________________________________________________


月が姿を見せる中。


森の中に隠れてたモンスター達は穴蔵に隠れる。


何かを察知した見たいに。


どちらも、攻撃をしてくるのを待っているが、これは


「私の勝ちですね!」


「何を言っている?まだ、戦ってもいないだろう」


たが、その直後キマイラの様子がおかしい。


足をバタバタさせ、もがいている。


「あらあら!可哀想に…動けないの?」


「貴様何をした!?」


拘束?


よく見るとキマイラの両足、手、首に錠がかかっている。


女はキマイラに近づき、耳元で囁く。


「いやー、最初は殺そうかと思っていたんですけどねー!こうやって、見つめあってるとだんだん興奮して来ちゃって!」


この女は何を言っている。


キマイラも精一杯女を爪で引っかこうとしているが、一歩も動かない…


「やっぱり、殺すの辞めて私の奴隷にしようかなーって!

君はどのくらい私を楽しませてくれるかな?」


こうして女はキマイラをこの場で蹴り始める。


「ははは!ははは!ははははは!良い!良いよ!その苦しむ顔、苦しむ声!もっと苦しんでもっと私を楽しませて!」


さすがのキマイラでもこんなに蹴られ殴られされて、気絶してしまっている。


「何、奴隷のくせして、気絶してんのよ!私をもっと楽しませてよ!おい!起きろよ!」


この女完全に狂ってやがる。


気絶したモンスターをさらに殴るとかどう言うことだよ!


「流石にこれは見てらんねぇな!」


「ワープ」


僕は女の前へワープする。


「キマイラから離れろ!」


「あん?お前みたいなよえーモンスターに指図されるのって一番苛つくんだよね!」


同時にこちらに剣を刺してくる。


「何避けてんのよ!雑魚は雑魚らしく殺されておけよ!」


「誰が雑魚だって?」


こいつは僕を怒らせた。


心優しく薬草を取ることを許してくれたキマイラを、

こんなにして…


「本気、見せてやるよ!」


「スライムごときに何が出来るのよ!私に勝てるとでも思ってんのか!?」


「あぁ!思ってるよ!」


さっきキマイラにかけた魔法、拘束は第40レベル領域魔法、「チェーンアタック」だ。


だが、さっき女が使ったチェーンアタックはまだ、本領を出しきれて無い。


「ほんとのチェーンアタックは、こうなんだな!」


みるみる女の体に鎖が巻かれていく。


「何よこれ!体が縛られて…」


最終的に首に鎖が巻き付いて死ぬだろう…


「僕を怒らせたのが運のつきだったな」

 こうして月下の戦いは幕を閉じた。


読んでくださりありがとうございます!

今回は少し、痛々しい言葉を使ってしまい申し訳ございません!

今日はできればもう一話投稿します!

良かったらブックマーク投稿お願いします!

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