7話 「憤怒と後悔」
前回のあらすじ
老兵を倒すために魔法で召喚したモンスター、アンデット。
ウィッチや、ゾンビなどの強いアンデットが来てほしかったが、
召喚したのは、スケルトン。
だが、普通のスケルトンとは色が違い黒色の骨をした、スケルトンだった。ステータスを見てみると、レベルは70。完全にスケルトンのいきを越えている。
老兵も、精一杯戦ってるのだだがスケルトン剣技には耐えられず破れる。
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戦ってるときは気にしてなかったが、アウラは大丈夫だろうか…
ずっと壁に横かけて置いたから、大丈夫だろうが…
僕はそこで目を疑うものを見た。
アウラの腹に剣が突き刺さっている。
「おい!?アウラ！目を覚ましてくれ!アウラー！」
地面には血が垂れており、生きてるとは思えない。
まずは、回復魔法ヒールをかけてみる。
「駄目だびくともしない…」
アウラの手を握ると完全に冷たく、冷えきっている。
アウラが死んだ？
僕はアウラが死んだことを受け止められずにいた。
僕は泣きじゃくる。僕がこんなとこに、アウラを寄りかからせて居なければアウラは死ななかったのだから…
だが、僕の後ろにはドラゴンがしっかり冒険者の攻撃を防いでたはずだ…。
「誰が一体、アウラを!」
怒りと共に、頭の中にある人物がよぎった。
暗殺団だ。
確かあいつらは透明化スキルを全員持っていて、透明になり、狙った相手を絶対殺す奴らだ。
流石に僕でも透明になられた相手を見つけることは不可能だ。
あいつら!絶対許せねぇ！と思ったが、まずはアウラを蘇生させる方法を見つけよう…
魔法に「蘇生」はある、が必要SP1000とカンストしている僕でも使えない。確か始まりのダンジョン付近の草原で取れる薬草の効果が、SPが一時的に増やす効果があるらしいがここからだと、遠すぎる。
いや、待て？
「テレポート！転移始まりのダンジョン!」
スケルトンとドラゴンにはアウラとこのダンジョンを守っておく事と命令し、僕は始まりのダンジョンへ行くのであった。
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