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7/12

7 満州事変編

彡(゜) (゜)「作戦課長ですか・・・?」


昭和五年、今村は大佐に昇進し陸軍省で働いていた。


彡(゜) (゜)「私は歩兵連隊長の職に就きたいと希望を述べたはずなのですが・・・」


補足)参謀本部について

参謀総長を長として作戦計画の立案等を職務とする機関です。旧日本軍では参謀本部の力が強かったため、現場と本部で混乱が生じることもあったようです。

作戦課長はその機関の幹部といったところでしょう。勿論エリート職です。


軍務局長「すまない、だが最近勢いを強めている満州の排日行動の対策を取らなくてはならないんだ。

私は君が適任だと思うがね」



彡(゜) (゜)「私は不適任だと思います・・・」



軍務局長「まぁそう言わずに」



彡(゜) (゜)「ええ・・・」







彡(゜) (゜)「結局押し切られてきてしまった・・・」



彡(゜) (゜)「しゃーない。自分の責務を果たすンゴ」



彡(゜) (゜)「作戦企画、と」ブリュブリュ ←脱糞の音ではありません


九月


彡(^) (^)「よっしゃ、対満州問題具体策が大体固まってきたンゴ」




彡(^) (^)「そろそろ関東軍にも連絡いれるか」


補足2)関東軍について

関東軍とは日本の朝鮮統治時代の朝鮮駐留部隊です。満州事変やノモンハン事件などで関係するのは大抵関東軍です。


Trrrrrrrrrr


Trrrrrrrrrr



彡(゜) (゜)「電話か」



彡(゜) (゜)「はい、参謀本部の今村です」



彡(゜) (゜)「え、奉天に関東軍が出撃したんですか?」



彡(゜) (゜)「はい、はい分かりますた。役場に向かいます」


これが俗に言う満州事変である。



これは奉天軍閥軍の仕業に見えるようにして満州鉄道(満鉄)を爆破した板垣、石原らが一挙に行動に起こしたものだ。これが日中戦争の一つの引き金となった。



( ・`ω・´)「石原、行くぞ」



(´ω`)「了解、敵を寸断しつつ行軍する」




/////////////////////会議室


参謀総長「現在、関東司令官が第20師団の増援の許可を求めている」



彡(゜) (゜)「この件に関しては彼らに自重を促すべきだと思います」



参謀「だが、元々奉天軍閥の奴らは我々の既得権益侵害や排日活動を行っている。それに非は奴らにある。我々は関東軍司令官を支持すべきだ!」


ソウダソウダー! ワレワレハセイギダー!



彡(゜) (゜)「で、ですが統帥権の問題もあります。もし陸軍が統帥権を冒せば、陸軍の国民からの信頼は失墜します」




(・日・)「確かにその通りだ・・・今我々が判断する訳にはいかない」




その後参謀総長が天皇に謁見し、関東軍司令官の要求の許可が下りた。

こうして、関東軍の独断行動は中央の追認という形で幕を閉じたのだった。


しかし、すべてが終わったわけではなかった。関東軍は着々と満州占領計画を進め、10月8日に満州西南部の錦州を爆撃する。

板垣と石原らによる計画と戦争指導はすべて成功し、日本軍占領地域を次々に拡大させた。

思わぬ成功に直面し、軍中央の今村ら不拡大派は急速に少数派となっていった。


彡(゜) (゜)「拡大は止めるべきです。このままだと我々は確実に国際的に孤立します!」



参謀「中国の反日運動が止まない限り撤兵するべきではない!」



(・日・)「・・・」



参謀総長「参謀君、私もそう思うよ」








彡(゜) (゜)(満州事変を批判、反対する人々はみんな左遷されてしまった)



彡(゜) (゜)(ワイも駐米大使館付武官に転補することになった)



彡(―) (―)(悔しいで、死ぬほどな。でも問題はそこじゃない)



彡(゜) (゜)(陸軍首脳部が危険な方向に傾いている・・・ワイはそれを感じる)

満州事変編です。片鱗も見せなかった戦争の影が姿を現しつつあります。

石原は次回少しだけ登場させるつもりです。

板垣は後一、二回ぐらいですね

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