えほん 「ぼうけんしゃのゆうじょう」
絵本のように書いている(はず)です。
お子さんに読ませてあげるようにお読みください。
えほん 「ぼうけんしゃのゆうじょう」
昔昔、あるところに4人のパーティがいました。
その4人の職業は冒険者という職業で魔物を狩ったり薬草を摘んだり掃除をしたり、所謂何でも屋というお仕事でした。
そんな彼ら4人は今回サファイアドラゴンを狩るという依頼を受けました。
「はぁ…。まだつかねぇのかよ。もう馬車に乗りすぎて尻が痛いんだが…」
「文句は言うなよ。御者やってるリンの方が大変なはずだからな…」
「まぁそうなんだけどさぁ…。やっぱりこう…暇だし痛いしめんどくさいじゃん?」
「だったら歩いて行けば?」
そうリンがシュウに向かって言う。
「ちょっ、いや、すまんって。歩いてなんて疲れるからやだし!」
そんな感じで喋りつつドラゴンの討伐に彼らは向かっていってました。
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「っあーもー、さっさと死ねよっ!」
「リン、俺の邪魔をせず剣を振りやがれこの馬鹿やろうっ!」
「あんた達邪魔なのよっ!魔法が撃てないじゃないっ!」
「もっとみんな落ち着いて戦ってほしいなぁ…」
いがみ合う彼らですが個人個人の力は一流です。
また大切な時にはきちんとコンビネーションがとれてました。
戦いあうこと数時間…。
彼らはサファイアドラゴンの討伐に成功しました。
「あーもー、あそこでカズがしっかり攪乱してくれたらもっと早く狩れたのになぁ…」
「いやそもそもリンが支援魔法と高火力の魔法を覚えてくれたらよかった」
「何言ってんのよ!シュウがさっさと首でも翼でもなんでも切り落とせばもっと楽に倒せたのよ!」
「あぁ?」「んん?」「はぁ?」
「「「てめぇら(あんたたち)なにいってんだ?」」」
「まぁみんな、落ち着いて落ち着いて…」
「なら誰の言い分が1番正しいかユミに聞こうじゃないか」
「あぁ、それはいい考えだな」
「たまにはシュウもまともなこと言うわね。
で、ユミは誰が正しいと思う?」
「えっと…、そんなことどうでもいいんじゃないかな?」
「ほら俺の言ってることが正しいと言ったぞ」
「お前の耳は大丈夫か?俺は確かに聞いたぞ、俺の言ってることが正しいと」
「あんたたち…頭もやばいけど耳もやばかったのね…。
ユミは私が正しいって言ったのよ!」
「ほう?お前らそこまで認めないとは…ならいつものやるか?」
「またあれか…」
「えぇ、いいわよ」
「「「最後まで生き残ったやつの言い分が正しいっ!」」」
「………またぼくがみんなを生き返らさなきゃいけないのかぁ」
「「「さぁさっさと死にやがれっ!」」」
その後、彼らは仲直り(?)をして仲良く旅をしていきましたとさ。
「「「さぁ、今回も生き残ったやつの意見が正しいっ!」」」
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「は〜い皆さん。これで分かりましたか?冒険者にとって自分の強さも装備とかを整えるのも大切ですけど1番大切なのはこういった友情関係を築ける仲間ですよ〜。」
「「「「「そんな友情関係を築きたいとは思わねぇよっ!」」」」
こんな短い駄文ですがくすっ、とでも笑ってくだされば幸いです。
他の作者さんみたいに上手くかきたいですわ〜。