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親友がホイホイ過ぎて困る件  作者: 佐藤守華
第1章 チートとホイホイ
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第三歩 親友(ホイホイ)登場

大きな横断歩道を越えると、赤いダルマのように見えるモノが歩いてきた


これが、月曜日になると沢山色々なモノをつけてくる親友こと伊藤瑠華いとうるか


月曜日はいつもなにかしら憑けている


前の金曜日に、黒い布団にお面を付けているようなモノを背負いながら帰って行ったが取れたようだ


此方に気づいているのかどうか私にはわからないが、此方を見ているような気がする


とにあえず、おはよといつものように怠そうに声を掛けた


「おはよ」

と返事が返ってきたので、多分気づいているのだろう


よくもまぁ、こんな状況で話せるなぁといつも通り思う


そして、歩き始めた

流石に私もそこまで、鬼ではないので歩きながら少しずつ落としてあげた


ゆっくりと小説などの話をしながら道路沿いの歩道を下っている


いきなり、サンダルが近くに落ちていた


多分、というか完全に近くの家のサンダルだ

サンダルの片方は家の裏口の辺りに揃えてあった

何故、右は揃えて左だけ明日の天気予報をしたのかはわからないが、何故かそれが目に留まった


「ねぇ、ねぇあのサンダルさぁ

片方だけ放ったのかな?」


隣で瑠華が話し始めた

やはり目に留まったようだ


「そうじゃない?」

興味なさげに答え続けた


「多分、お母さんが放ったんだよ

サンダルの大きさ的にそんな気がする」


何故お母さんがそんな事するかと問われたら答えようがないのだが、まぁ、過程の話なのだから構わないであろう


えぇーと隣から聞こえた

「多分、お父さんがやったんだよ

華奢なお父さんならできるはず」


なんなんだ、その期待のこもったお父さん説は


「あぁ、最近おじさんが足りない…」

突拍子も無い事を言われたが元々こういう人だという事さえ覚えて仕舞えばなんてことはない


「おじさんはどうしようもないなぁ」


なんて笑いながら学校に登校していた


道には沢山の黒い子供や妖怪がいたが、この際害はないので放っておく


決して面倒とかではなく

無駄な殺生はしない主義なのだ


妖怪や幽霊に殺生とか関係ないと思うがね


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