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親友がホイホイ過ぎて困る件  作者: 佐藤守華
第1章 チートとホイホイ
15/15

15歩 ウリ姫

いよいよ明日が中学校の卒業式だ


三学期も終わりかぁ

全然実感がわかないけど


今、私がいるのは部屋の中だ

姉と一緒にお留守番中って訳です


今日は日曜日で明日、月曜日が卒業式なのだ


何もやることがなぁいな

よし、ツッキーの所に遊びに行くか


そうと決まれば着替えとかやらないと


着替えやコンタクトなどの身支度を終わらせて

姉にちょっとお散歩行ってくるねと言ってから外に出た


ツッキーがいる所は月ヶ丘公園の森である

そこにはミケ先生やウリ姫がいる


散歩なんて久しぶりだな

いつも誰かと会うから行きたくない時が多いんだけど今日は機嫌がいいから行ってこようと思う!


そして、人気(ひとけ)の少ない道に入った


ここの道はあのトラウマの場所であるが懲りずに通るのはこっちからいった方が早いからという単純な考えである


ていうか、手さえ使えればどうにかなるし…

まぁ、会わないというのが一番よろしいのですがね


更に言うと、あの灯籠作りの事件の後

ミケ先生からお説教をくらったのだ


あんな奴に手を出されて抵抗も出来ないなんて、お前は本当にのほほんとした奴なんだなお前は!!


そんなんだから私の様な高貴な存在の先生がいなければならんのだ

自立しろ!分かったか馬鹿め


という感じのお説教を約1時間ぐらいされたかな

馬鹿は言い過ぎだと思うけれど…


終わったことは気にしない

次、気おつければいいだろう


と考えているうちに森の入口が見えた

ビオトープと呼ばれているところだ


「零香?久しぶりね」


この声はウリ姫の声である

久しぶりだ


ウリ姫とは

この月ヶ丘公園や森を護っているここの主的な人である

中1ぐらいから話しかけて下さっためっちゃ良い人だと思っているよ


「あ、ウリ姫久しぶり、ツッキーとミケ先生いるかな?」


「あぁ、猫鬼と黒魂の事か」

一応言っとくと

猫鬼=ミケ先生

黒魂=ツッキー

らしいよ

ウリ姫は十二単を来ていて山には動くの大変そうだと思ったが、スルスルと滑るように動くので関係なさそうだ


そりゃあ、美人ですよ


「なにぼんやりしておるのだ?ほら、早く行こう案内してあげる」


この話方が好きです!!

もう、心の真ん中をついてくるようなグッとくるよね


「はーい」

緩く返事をしてから付いていった


森を少し入っていくと行き止まりになっていた

「ちょっと待ってくれ」

とウリ姫が手を前に出した


すると、スッと道が開けた

「おぉ、すごい」

見るのは初めてではないが何回見てもすごいものだ


「そういえば零香には言ってなかったか?ここに入る人の子は多いのでな

誤って入ってしまわぬようにしておるのだ」


そういえば、前、瑠華と入ってホイホイ過ぎるからウリ姫の眷属(けんぞく)をつけに行った時何故入れなかったのか分からなかったな


一応その眷属は今は付けさせてはいない

最近は安定しているから

あと、眷属にはあまり効果がみられずただ眷属さんの体力だけが消耗されていたのが見えたからである


そう考えているうちにウリ姫は中に入っていってしまった


私も急いで後を追った


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