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魔術講座

丸太小屋の近くの二人

「魔法とは魔力による術の構成、体内の魔力を操作、変換して体外に放つ事」

賢者ローハンはこの世界初心者の進に魔術の手本を説明していた

「杖や魔導書は?」

魔法使いと言えば杖等の道具を使って魔術を使用するイメージが進にあった

「杖は体外に魔法を放つ為の触媒じゃ、別に杖を持って無くとも魔法は使用できる」

そう言って片手を上げる

「赤き炎よ、我に仇なす者を焼き払え、ヘルフレイム!」

ローハンの手から勢い良く大きな炎が放出される様子を見て素直に凄いと思う進

「呪文を詠唱した方がやっぱり威力が上がるの?」

「呪文はただの補佐であって、重要なのはイメージじゃよ」

そう言って今度は何も言わず炎を出すローハン

「さっきも言ったが発動に重要なのはイメージじゃ、お主もより鮮明にイメージすれば魔法の威力も上がるんじゃ」

より強力に、より鮮明にイメージする……

「まあここで実践されると我が家と森にどんな被害が出るか解らんから実践は何処か余所で…………」

馬鹿げた魔力を放って家を壊されても敵わんしな………

って言おうとした、言い終わる前に手を空に掲げた進は既に5㍍程の火球を出現させていた

「すげぇ!狼と戦った時より、すげぇ!」

「お主、その火の玉を一体どうするつもりなんじゃ!?」

「え?」

この後の事は何も考えて無かった、魔法のコツを教えて貰った進は舞い上がってた

「じーさん、これどうしょう……」

「家の近くで大爆発させる訳にもいかん!とにかく上に放り投げるんじゃ!」

頷き全力で火球を空に放り投げる

「ロックブラスト!」

ローハンがそう言うと地面から岩石が数発現れ火球目掛け弾丸の如く飛んで行く

そのままだとやがて火球は隕石の如く地上に落下してしまう、そこである程度上昇した時に魔法を撃ち込み爆発させる

ドカァァァァン!!

上空で大爆発が起きた

「バァッカもーん!!」

呆けながら爆発を見てた進に顔面蒼白のローハンが怒鳴り散らす、自分が馬鹿げた魔力を持っている事、そのせいで周りに迷惑を掛ける事、その魔力を制御しなければならい事

ガタッ

気付けば家の扉の前で獣人の女の子が腰を抜かしていた

「貴方達は一体……」

すっかり忘れてた……


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