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終わる世界 6.
本編最終話です。
管理者たちがもたらした
終焉の黒嵐が
世界のすべてを
呑み込んでいった
世界は真っ黒な闇が
満ちている
輝きのない底知れぬ闇
そのなかに
ただ一カ所だけ
夜の一番星のように
小さく光っている所があった
それは孤独を癒された
世界の意思と
それを内包した青年の光
終焉の黒嵐に呑み込まれながらも
その輝きは小さくても
無煌の闇のなかで
消えることなく光っていた
その光を目指して
終焉の黒嵐の
上空から現れた
一匹の白鴉が
滑るように舞い降りてくる
世界の意思を救うために
新たな神によって
使わされて
白鴉は
世界の意思が込められた
小さな光を
脚の爪で一息に掴み取ると
そのまま再び上空へと
舞い上がった
終焉の黒嵐に呑み込まれた
無煌の闇に別れを告げるように
一声鳴きながら――
《終》
目次に仕込んだ謎を解いた方っていますか?
分からない方のために、この後の外伝みたいな形式で、ヴァイゼで助言しますね。




