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a終わる世界 1r

エッセイ村に寄稿した「飛び立つ白鴉(はくあ)」と同じモチーフの話です。

その世界には終焉が迫っていた

管理者たちが滅びを定めたから


終焉の黒嵐が怒涛を響かせ

押し寄せる


誰もがいなくなり

その世界の存在が

無意味となっていた


かつては人々で溢れていた世界

しかし、管理者たちの停滞が長引いて

去りゆく者が続出した


止まることのない

過疎の連鎖


緑潤な森林が

次々と枯れてゆく

その虚しさに

心は堪えきれない


ゆえに、別れ去る連鎖は

加速してゆき

人々がいた世界は

過疎から皆無へと

成り果てた


ただ一人遺ったのは

否、遺らざるを得なかったのは

世界の意思


「独りで滅びたくない……」


人去の世界に嘆いて

叫び鳴いた

ただ滅びを待つだけなのは

辛いから


やがて、世界の意思の嘆きは

一人の青年の耳に届いた


「キミが独りでいたくない気持ちは届いた


だからこそ、ボクはキミのもとへ行こう」


誰もいなくなった世界に

ただ一人降り立って

あるいは、舞い戻って


嘆きの始まりへと駆け出した


終焉の黒嵐が

世界を襲い滅ぼし

虚無という闇が覆う前に

早く向かわなければ――


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