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片想い  作者: 夜風
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一色

白いパレットに色をのせて 何を混ぜようか悩む子供たち


私はいつも一つだけ 選ぶのは一つだけ


周りの子は二色以上の 色を混ぜて笑っている


だけど私は一つでいい この色だけでいいと思う



混ぜて綺麗な色になっても 私は別に綺麗を求めてない


好きな色を選んでもいいんでしょ ならこの色だけでいい



たくさん色を混ぜた子がいた そのパレットは黒くなってた


失敗したと泣きながらその子は 水で全部洗い流していた


私のパレットは白いままで 一色だけが少し残ってる


好きな色だけが綺麗に そこに残っている



たぶん今より大人になっても 君が好きなことは変わるはずがないよ


混ぜなくていいんだよ だって好きな色だから



私がこの色が好きな理由 君ならわかってくれるはずだね


これは君そのものの 君がくれた色だから


私は一生選び続けるよ この白いパレットにのせる


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