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片想い  作者: 夜風
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過去の人

冷たい雪の 感触さえも


喜びに変わる そんな感覚で


最初が君で 最後も君で


結局僕は 君がいればいい



気づけば夏が冬になって 気づけば僕は凍死間際


ここで死のうと思った 君を見たら死ぬつもりだった


こんなの言い訳かもしれない だけど僕は嬉しかった


君に会えた喜びと 君に映った僕の姿


今までどんなに君を見つめても 君の目には僕が映らなかった


いつも君の目は他の誰か いつも君の笑みは他の誰か



そんな僕たちの関係は たぶんこれからも変わらない


想う僕の心はいつか 君に伝わらず終わるだろう 君を愛して終わるだろう


ただ一言が言えなくて ただ君の目に映っていたい


願うことは許されてるから 僕は毎日願い続けた



「君はあいつを好きなら、私はあなたを好きなの」


言わないからと誰かは 僕の首に腕を巻いて


僕の言葉を少し待つ 僕の答えを誰かは待つ


「ボクハダレモアイセハシナイヨ」


どうしてこんなことになったのか わざわざ僕は自らの未来を


残酷で哀しいものにしてしまったんだ


どうして君はもういない 僕の知らないとこで死んでいた



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