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片想い  作者: 夜風
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真っ黒な空と透明な水は 僕の小さな心を沈めていく


長靴を履いた君が飛び跳ねて 溜まった水がまた僕を濡らす


「雨はいろんなものへの恵みだよ」



青い傘を差して言う 君の言葉が溶け込む


雨が嫌いな僕が 初めて好きになった日



青い空がいつかの記憶を起こす 反射した光がとても眩しく


乾いた地面が足音を濁す 今日でどれくらいの月日が流れたろう


言葉はいつか深い 思い出の景色と変わってく



あんなに嫌いな雨を好きになったのは


君が好きだったからだ


気づいていたかな 僕の恋心


今ではもう聞けもしない



青い傘を差して長靴を履いた 君の笑顔が大好きで


雨が嫌いという 僕を連れ出して


その美しさを教えてくれた


もう目を覚まさない びしょ濡れの君に


まだ好きだと伝えてないのに


また雨が嫌いになるよ



真っ黒な空と透明な水は この地に命を与える


それと同時に 今この瞬間


また違う命を奪ってる


脳裏に浮かぶ君の姿 もう覚めない雨の日の君




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