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片想い  作者: 夜風
31/33

一部喪失

痛みがなく その存在を忘れるほど時が経って


不意の主張で姿見せて


タイミング タイミング


今じゃなくてもいいだろって



折れたのは君の理由で 僕のせいだと言い張るのは


黒く歪んだ姿は事実って 絶えていたのは君のお陰


痛みはない 辛くはない 喪失感より安心感


理不尽なことだと思ったのなら


僕を恨んで消えたら知らせて



大事なものとわかってる


ほんとは安心感より 胸のどこかがガクガクズキズキ


大切に出来なかったのは


他の誰でもなく僕だった


失ったのは僕の一部で ほんとは大事にしないといけない


他の誰でもなく君だった




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