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片想い  作者: 夜風
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雑草

何度踏まれたって立ち上がる 何度千切られたって芽を出す


そんな生き方をする君に 僕は水をあげた



そこら辺にたくさん生えている 小さな草で


白い花をつけて そこにいる


君は潰れて 次の日には起き上がって


千切られていても また 花を咲かす


ねえ なんで? 君はいつも


黙ってそこで生きているの? 答えはない



専門的知識を並べた言葉じゃなくて


君に答えてほしい 君の言葉で


辿りついた場所がそこで 知らないうちに傷つけられて育つ


僕がこうして水をあげなくても 君は黙ってまた咲くのだろう



「もしもいつか君が 私を必要としなくなったら」


そのときは


「私を根から抜いて殺してほしい ずっと 望む」


だから


「それまで私 どんなに踏まれても」


ねえ


「どんなに千切られても花を咲かすよ」



傷つく僕を立ち上がらせるのは 傷ついてもまだ咲いてる君で


今日もまた いらない水をやる


僕はずっと君が必要だから ずっと咲いて欲しい




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