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片想い  作者: 夜風
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哀恋心

君が言う 「僕が君をずっと守るよ」と


それを信じたい私がいる


私は言う 「君が守り続けるのは きっと 私ではない人」と



叶わない約束とわかっていた だけど君が指を出して


私の指に絡ませて歌うから ない未来を夢見てしまった


事実はここ 君はここ


私が手を伸ばしてはいけない先へ



守るのは私で 守られるのが君で


これが本当の未来の形


守るのは君で 守られるのは別の


私ではない 愛する人



願わない約束とわかっていた だから私は約束した


君に伝える最後の 私の恋の末路を


恋はここ 私はここ


君の手が届かない先へ



呻くのは私で 知らないのが君で


これが望まない最後の形


笑うのが君で 知らないのは別の


私とは違う 愛する人



君が言う 「守るよ」


私が言う 「ありがとう」


伝わらないまま 行く末は私のこの


もどかしい恋心



こらえた涙が やがて雨になり


絶えた体が 足から崩れ去る


震えているのは 君の方だった


守られていたのは約束 もう守らなくていい


伝えたのは一生叶えることができない


哀れな二人の恋心




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