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ー打ち合わせー

 「まあ、余談は置いておいて、作戦の話をしよう。君は手術前の手術室に入る。そこには腎臓が入った鞄がある。それを持ち帰る。おしまい」


 「…簡単すぎない?セキュリティとか…人目とかは?」


 「セキュリティはそれ専門のメンバーが何とかする。人目についても対策済み。世の中、金か情報があれば人間なんてなんとかなる」


 「…医者なんて、金に困ってなさそうな人ばっかりだと思うけど」


 子供の頃からちゃんと自分の才能を活かす道を選べて、働けている人間たちを、こんな裏稼業なんてやっている人間がどうこうできるとは思えなかった。


 「まあね。でも医者だって人間だから。ある程度後ろ暗いことはあるでしょ。で。医者ほどの人間だと、今の立場を失いたくないわけよ。だからある意味普通の人間より操りやすい」


 バレたら困る事実をバラす脅しが通じるのは、失うものがある人間だけってことか。


 「だからあとは、サツキが実行できるかどうかだよ」


 社長は突然俺の名前を言う。まだ一度も名乗ってないのに。

 

 「できるも何も、さっき暗示をかけたのはお前だろ。やれると思うよ、暗示が効いてりゃね」


 人の頭を痺れさせておいて何を言ってるんだこいつは。


 「そうだね。暗示が効いてることを祈るよ」


 「意味深だな」


 「意味浅よりはいいでしょ」


 「シンプルなほうがいいだろ」


 「見解の相違だ」


 俺たちはそんなくだらない会話をして、食事を済ませ、店を後にした。

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