ゆめのなか
はくいき しろく
ふう ふう ふう
あるけば ゆきが
さく さく さく
みみをすませば
「おやすみなさい」
こえがする。
りっぱなきのうろ そうっとのぞくと
りすの かあさん
とんとんとん
こどもの おなかを
とんとんとん
「ゆめのなかでも あいましょうね」
とんとんとん
とんとんとん
やさしいおとに さそわれて
そうっと そうっと
めをとじた。
あつめたきのみ
くんくんくん
あつめたはっぱ
ふわふわふわ
やさしい やさしい ゆめのなか
りすのこどもと ちいさなて
じょうずにじょうずに つながれて
わらって
はねて
たくさん あそんだ。
やさしい やさしい ゆめからさめて
りすのかあさん ちいさなて
ぼくのほっぺを
なでなでしてた。
はくいき しろく
ふうふうふう
あるけば ゆきが
さくさくさく
ぼくはそっと せをむけて
ちいさく ちいさく つぶやいた。
「 」
最後の「」の中はお好きな言葉を。
童話というより絵本ですが、読んでいただけたら幸いです。
ありがとうございました。