表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

季節外れの転入生


 ジリリリリリ―。


 ん?何かなってる・・・ 



 「ええええっ!もうこんな時間!?」


 「うるさいなあ、」


 「なんで起こしてくれなかったのお??」


 「だってどうせ起きないだろうし」



 ひっどおい!

 ...って言っても、本当にあたしわ朝に弱いですっ汗


 莉栖にそうやって言われちゃうのもしかたないか。



 「んじゃ、先行くねー」


 「ちょっと待ってよう!」


 「いってきまーすっ」


 ガチャッ


 「あーもう!準備早いんだからあっ」



 莉栖わいつも早起きで、準備するのも食べるのも早い。


 あたし、一応お姉ちゃんなのに・・・



 「お母さん、あたしもいってきまーすっ」


 

 でも、学校につくとこれが一転する。



 ―キーンコーンカーンコーン♪


 

 「おはよ、莉栖!」

  

 「おはよーう★」



 学校でわ、莉栖わ明るくてみんなの人気者。


 あたしわしっかり者の優等生ってところかな?


 

 莉栖わ勉強が駄目で運動もちょっとしか出来ない。


 それに比べてあたしわ、何でもできる。

 国語だって数学だってばっちり★


 でも、莉栖の人気にわ勝てない。



 だから、莉栖わあたしの永遠のライバルなの。


 

 ガラガラガラ・・・


 「おーい、席に着けー」


 先生だ。頭のてっぺんがはげてるから、あだ名わかっぱせんこう。

 あ、あたしわそんな呼び方しないよ? あくまで学校でわ優等生だから。


 「今日わ転入生が来てるぞー」


 

 えー!!うそおっ!?

 

 クラスの反応もあたしと同じ感じだった。


 今わ、秋だしこんな時期に転校生が?

 なんかよく噂あるんだよねえ・・・


 『季節外れの転入生わ幽霊かも』って・・・



 ゾクッ


 ちょっと怖くなってきた。


 「入りなさい」


 

 ガラガラガラ・・


 そこにわイケメンの男子が2人。

 これが幽霊・・? って勝手に幽霊にしちゃった・・・ごめんなさいっ笑



 「池田明登いけだあきとっす。よろしく。」


 なんていうのかな?

 すっごいクール・・・ってか、クラスの女子騒ぎすぎ!


 「横山圭よこやまけいです。よろしくね。」


 さっきの子に比べてなんだか明るい感じ。

 

 って、女子うるさーい!黄色い声だすなっ



 「でわ佐藤」

 

 「はいっ!」


 莉栖と同時に返事しちゃった・・


 「あ、ちょうどいいや。両方の隣に適当に座ってくれ。」


 

 あたしの席わ一番後ろだから、隣が空いている。


 莉栖わ前のほうだけど、隣の席の仔わつい最近転校しちゃって。



 「よろしくね」


 あたしの隣に来たのわ、横山くん!


 「あ、よろしくねっ」



 キーンコーンカーンコーン♪


 一時間目が始まった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ