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プロローグ

この物語は、ハッピーエンドである。

まず最初に、私はそう言わなければならない。


 今からお話する物語は、一つの可能性。ゲームで例えると、一つのルートにすぎません。

最後に幸せになる女のヒロインのルート。

つまり、一人の少女の恋が実るお話。

男は一人の女しか選べません。ハーレムルートを進める男は、現実にはそうそういないものです。

従ってこの物語は、一人の少女の恋は実りますが、仮にその男を他に好きな少女がいた場合、その少女の恋は実りません。

それでも、この物語はハッピーエンドなのです。だってヒロインの恋が実っているのですから。

 自己中心的な考えに聞こえるかもしれませんが、それが人間として普通の考えだと思います。人間は誰だってハッピーエンドを望むのです。

その陰で誰かのバッドエンドになっていることに薄々と気が付きながらも。

仕方ないですよ。だって好きになってしまったのだから。

誰かを好きになった時点で、別の誰かもその人を好きかもしれない、なるかもしれない、という可能性は生ずる。そうしたら、勝つか負けるかのどっちか一つだけの結末しか選べないんです。いちいち、別の誰かのことなんか考えていたら恋なんてできません。

二人とも負ける場合も、もちろんありますし、二人とも(表面上は)勝つという愚かな選択肢も存在しますけれど。後者の場合は、よほどの男でない限り破綻します。現実で、みんな幸せハーレムエンドはほぼ可能性ゼロなのですから。


 すこし話が脱線してしまいましたね。やはり、こうやって自分のことを文章で書くことは苦手です。話が上手くまとまりません。

なので、無理やりにでも私が伝えたいことを書かせてもらって、さっさと本文に入っちゃいましょう。

この物語は、私の体験談であり、私のルートです。

つまり、私の恋が実るお話ということです。

けれど体験談だからといって、正直に、赤裸々に書くのは少し恥ずかしいし、個人情報とかもあるので、これだけは書いておきたいのです。

この物語を本の中の世界だけの話にしてしまう魔法の呪文。

 

 「この物語はフィクションであり、実在する人物・団体・事件・その他名称とは一切関係ありません」と。



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