表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BLACK CAT  作者: 宮下ゆずき
3/3

恋する瞬間。

「ちょ、もう少し離れろ!」

「やーだ。」


こんなやり取りをし始めて、早30分。

事の発端は、なんだっけ。忘れた。


「とりあえず、離れろ!皿が洗いにくい!」

「んじゃ、俺も手伝う!洗ったお皿頂戴?」

「はいはい。なぁ、なんであたしなんかと付き合おうって思ったんだ?」ポツリとアリスが呟いた。


「んー?それはね、内緒かな。」とレオンの表情が少し曇る。


「なんだよ。それ。」

「これで最後?」

「最後。ちょっと、出てくるから、留守番頼むな。」

「あ、行ってらっしゃいのチューは?」

「あるか!レオンのバカ!」

「ごめんごめん。気をつけて行ってらっしゃい。」とレオンは笑う。

「ほんと、そう言われると、父親にしか思えねぇわ。いい父親になれるんじゃねーの?」とアリスは苦笑いを浮かべる。

「アリスちゃん、俺と結婚する?」

「は?なんでそこまで話が飛躍するんだ。」

「アリスちゃんがいい父親になれるって言ったからかな。俺は、アリスちゃんのウエディングドレス姿見たいな。」

「いや、いい父親になれるって言ったけど、あたしは、母親になるんなんて一言も言って・・・ない・・・・。」そう言いながら、だんだんアリスの声が小さくなっていく。

「ん?どうしたの?」とレオンがアリスの顔をのぞき込む。

「いや、かっこいいなって・・・・思っただけ・・・・」と言うとアリスの顔がぼっ、と一瞬にして真っ赤になった。

「ありがと。アリスちゃん。」と言ってレオンは、アリスの頬にそっと口付けた。

「な、な、な、なんで!ば、バカでしょ!?」と顔を真っ赤にしたまま玄関を飛び出た。

「可愛いなぁ。ほんとに。」と嬉しそうに呟く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ