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異世界召喚されないので、行ってみた。  作者: 手那
第1章 魔法が使われていない世界
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第13話 VS ロネシリィ・ノアルーフ

「ねー。そろそろいいでしょ?」

 バトルバトルーとファイティングポーズを取りシャドウボクシングをしている。


「・・・そうだな。」

 そう言い、わーい!とロネシリィは距離を取る。同じ実力なら詠唱するには十分な距離が空いている。


「いつでも来ていいよ!」

 相手は、レベル100相手でも圧倒するロネシリィ。いくらレベルが100になったとはいえ、油断は禁物だ。身体能力4倍だー!

 まずは、一直線にストレート。


「え!?」

 ロネシリィは驚きの声とともに腕をクロスさせガードをしたが、吹き飛ばされてしまった。


「あれ?」

 正直、あっさり避けられると思っていた。それとも、わざと受けて威力を確かめたのだろうか。


 思案していると、真横にロネシリィが現れ、顔面パンチを狙ってきた。だが、遅い。体を逸らせ、パンチを避け、お腹へと蹴りを繰り出すが、それを片手でその足の上へ乗せ、足を起点に体を前倒立するかのように避ける。そこから、ロネシリィは拳と蹴りを何度も繰り出すが、それを全て夢叶は躱。

途中、これは4倍じゃなくても躱ことができるのではと、3倍、2倍と上昇率を下げて行くと・・・なんと通常の身体強化でも対応できた。さすがに、身体強化を解くとパンチを喰らいまくるが、・・・ものすごく痛かった。

通常の身体強化でも3倍の身体能力を上昇させることができるのだ。レベル100での3倍は相当なものなのだろう。しかし、油断すると身体強化していても被弾してしまう。やはり、ロネシリィはかなり強いようだ。レベル100の3倍のステータスでも対応してくるのだ。おそらくレベル300はあるのだろう。


夢叶の拳がロネシリィの腹部を捕えるが、それを片腕でロネシリィがガードするも、空へと打ち上げられてしまう。

「信じられない・・・私が押されているなんて・・・こんな短時間でたかがレベル100の人間に!!」

(しかも、最初に見たスピードはもう出してこない、私が手加減されている!?この私が!?こんなことは初めてだ!)


空で、ロネシリィの姿が変化していく。


「まじかよ・・・」

 おまけで死んでしまっていたドラゴンよりも二周りは大きいだろうか、キングラビットより3倍は大きいだろうか?まるでゴ○ラに翼が生えたような巨体な黒龍へとロネシリィは変えた。


「グアーーーーーー!!!!!」


 ロネシリィさんマジじゃね?冷や汗が出て体が竦みそうになるが、いつものリカバー。

「良いだろうドラゴン退治といこうか!」

 すでに、おまけで1体倒していたけど。退治はしていない、勝手に巻き込まれただけ。退治はしてない。


 ロネシリィが空から地表一体に口から炎のブレスを広範囲に放つ。


「殺す気か!?」

 テレポートで瞬時に空へとロネシリィの背後に飛ぶ。


「あんたがそんな簡単に死ぬわけないでしょ!」

 読まれていたのか、尻尾が後ろから襲いかかる。咄嗟にガードするも地面に叩きつけられてしまう。

「あっぶね。マジで死ぬとこだった。」

 地面に叩きつけられる瞬間、風を操り、クッションを作りだし、衝撃を軽減した。レベル100になった今、ダメージを喰らうだけで死ぬことはないかもしれないが、そんな怖い実験を試してみることはできないし、する余裕もない。


 再び、広範囲のブレスが襲ってくる。再び、テレポートで背後を取ると同じように尻尾を叩きつけてくる。何度も同じ手を喰らってはいられない。テレポートで今度は懐へと入る。するとロネシリィの体から、黒い球体が広がり、夢叶ごと包み込む。


「なんだこれは!?」

 特に体への影響はないが視界が完全に奪われてしまった。さすが、闇属性。


「フハハハー!」

 笑い声と共にロネシリィの拳(ドラゴンの拳)が繰り出され、直撃して吹き飛ばされてしまう。どこに衝突してもいいようにクッションとなるよう風を纏う。少しの距離を飛ばされ壁に衝突する。


「厄介だな!炎吐くのとかだけじゃなかったのかよ!」

「苦手と言っただけだったはずだけどー?」

 あー。絶対、プークスクスとかしてるわー。見えないけど。


「ならば、光を照らし、闇を払え!ライト!」

 光!パアーと周囲を光が闇を照らす。するとそこにドラゴンの姿をしたロネシリィがプークスクスとしていたところを見つかって、「あ、やべ」って顔をしている。


 イラッ


 しかし、闇を照らすことはできても打ち消すことはできなかった。ライトの効果が消えるとすぐに視界が奪われたのだ。


「むー。」

「プークスクス。」

 口で言いやがった。


「これは、単純に光を遮断するのではなく闇その物がユウトを包んでいるのだ!ちょっとやそっとの光ごときでこの闇が消されることはない!」

 ドヤっと言い放つ。


「ならば、数多の光の玉よ!」

 光の玉が周囲に飛び散りその玉の周囲を照らす。しかし、その光を闇が瞬く間に飲み込む。闇に飲まれる瞬間、ロネシリィがチッチッとしている姿が見えた。

 光の玉が全て闇に飲み込まれた直後、尻尾が襲い掛かってくる。風を周囲に展開させクッションとし攻撃を逸らせ、直撃は避ける。


「まじ、うぜえ。」

 二重の意味で。


「さー、どうする?どうする?」

 煽ってきやがるぜ。


「光の玉よ!常夜の闇を晴らせ!」

 先ほどよりも大きい光の玉を一つ放つ。


「また闇に飲みこんでくれよう。」

 ッフッフッフというロネシリィの姿を光の玉で確認し、

「光の槍よ!シャイニングランサー!」

 光の玉から無数の光の槍が飛出し、ロネシリィ襲う。


「そんなの読んでたよ!」


 旋回してシャイニングランサーを躱、ブレスを放とうとするがそこに夢叶の姿はない。


「ぬあ!」

 ロネシリィが素っ頓狂な声を出す。


「これで、暗かろうが関係ないだろう」

 ロネシリィのドラゴンの頭に乗り、二本あるうちの一つのツノを掴んでいるのだ。

「くらえい!」

 ロネシリィの頭をゲシゲシと蹴りまくる。キングラビットの用に雷撃で攻撃しても良いが、下手にやっては死んでしまう可能性がある。いくら黒龍のロネシリィだろうと体の内側、ましてや脳までは、そこまで強くはないだろう。


「イタ!痛い痛い!」

「調子に乗んな!」

 頭の二本のツノの間に火花が散る。夢叶は手を話し、背中へと滑り下りる。しかし、ロネシリィの体全体を、黒い炎が覆う。慌てて地上へ飛び降りると同時に、光の玉を上へ放つ。


「勝負よ、ユウト!これを防ぐ事が出来たらユウトの勝ちでいいよ!」


「・・・俺、死なないよな?」

「死なないように頑張って!」

「まじか!?」

 ロネシリィの体を纏っている黒い炎、黒炎がロネシリィの口元へと圧縮されていく。

 

 ・・・集中する。

「闇を照らす、炎さえ遮り、何者にも破れぬ聖なる壁よ。ホーリストシールド!」

 ロネシリィの闇を照らし、光輝く大きな盾が現れる。そこにロネシリィの黒いブレスが放たれる。


「死ねぇい!」

「おまっ!?」


 ホーリストシールドとブレスが衝突し、衝撃波が起こる。

「っぐ。」

「む!?」


 ロネシリィが盾を突破できなかったことに驚き、コンチクショウ!と威力を上げてくる。

 夢叶は自身のマナすら大量に使い、自然のマナを圧縮、強化、聖属性を付与しながらブレスにより削られ続ける盾を修復して耐える。


「ぁあああーー!」

 意識が途切れそうになるのを声出し耐える。


 ロネシリのブレスの勢いが弱まり、口元からプスプスと煙がでて消える。それと同時にボロボロとなったホーリストシールドも消える。力尽きたのか、ロネシリィが地上へと落ち、人の姿へと戻る。夢叶その場に倒れ込む。


2017/10/03 微修正

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