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ver.1

私はひいらぎ雪子ゆきこ。名前で想像する通り冬生まれの、悪役好きな少女(15歳)。この度、Generic World Onlineのβテスト権を手にした私は、βテストで過ごした日々を冒険譚として、皆さんにお伝えしようと思う。




修文28年5月某日、今日からβテストが始まる。待ちに待ったGeneric World Onelineのβテストが、ついに始まるのだ!私はこの日をどれ程待ち続けたか。まぁ、ここら辺を語れば、きっと長編小説は書けるで有ろう所まで語り尽くすので、割愛をしておく。


さて、Generic World Onelineでは、職業というものは、ただの称号やスキルという事らしい。これは、キャッチコピーにもある、『普通じゃない普通の世界』によるもので、ヒトは無限の可能性を持っている、という事らしい。これは悪役を目指す私にとって、とても有益な情報であると言える。何故なら、悪役は職業として存在しづらいために、悪役を目指すとPK職人を目指すしかないのである。

確かに私は、悪役を目指している。しかし、悪役は悪役でも、ファンタジーに付き物のダンジョンマスターという悪役を目指しているのだ。モンスターとトラップ、そして進化。それらを味わえるのはダンジョンマスターをおいて他に何があると言うのか!?故に私は今までに有った数々のゲームの中で、ダンジョンマスターに成れる確率が高いこのGeneric World Onelineを選んだのだ。世界初のVRMMOとか、正直どうでも良い。そう、ダンジョンマスターにさえ成れれば!


さて、前置きはこれくらいにして、そろそろβテストを開始しようではないか。

ちなみに言っておくが、βテストの期間はなんと一年。これは、VRMMO内の時間の調整や、その他諸々のデータをなるべく多く搾り取るために設けられた、破格のテスト期間だ。この中で偉業を達すれば、今回の作品を作った『ヘブンズ社』から、何らかの特典を得ることが出来る、という事だ。まぁ、あまり興味は無いが。

そんな事を思いながら、私はヘッドセットを被る。ヘッドセットの形は、ヘルメットにゴーグルが付いた感じ?まぁ、形は気にしないタイプなのでどうでも良いが、どこか工事現場で被りそうな見た目だ。


「ふっふっふっふっ。こういう時にずっと言いたかった言葉を、今日やっと言うことが出来る。行くぞ!ダイブオン!!」


端から見れば、かなり痛々しい目で見られること間違いなしな行動をとりながら、私はGeneric World Onelineの世界に入っていった。

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