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67 献血

 献血とは、血をささげると書いて、文字通り血を誰かに渡すことだ。その血は新鮮なうちに必要とする誰かの元に届き、命の糧となる。

 献血という言葉、行為を知ったのはいつだったろうか。もう忘れてしまったが、恐らく小学生の時分だったろう。小学生のうちに献血という言葉を知ってはいたが、それがどのようなことに使われるのかはわかっていなかった。

 中学生になった頃だろうか。有名人が白血病になったと聞いて、輸血だけでは足りないという話を見た(その頃骨髄バンクという言葉を知った)。

 輸血。それも言葉としては知っていたが、自分の中では献血と直接的に繋がってはいなかった。輸血される血はその時その場にいた人から取る、という、フィクションの中でよくある展開のものだと思っていた。よくよく調べれば、その場にいた人が輸血に適しているかなどすぐわかるものではなく、血液型から比重、薬の服用、渡航歴など調べることがたくさんあるのに、その場その場で適合する人がそうほいほいいるわけがないのだ。

 献血の場ではそれらをしっかり確認して、血液に問題がないことをきちんと証明して採血する。そこで採決された血液、血漿(血液の大部分を構成する液体)、血小板(血液中の細胞の一つ)をそれぞれ必要な人に届けるのだ。

 献血することで助かる命もあるわけで、できることなら献血した方がいいのだ。

 とはいえ、無理に献血しなさいと言えるわけではない。例えば貧血、低血圧、血液に異常値がある人、薬の服用者、年齢制限などで献血できない人はいるだろう。そういう人は無理に献血しなくていい。というか止められるだろう。

 だが、こんな話もある。献血することで社会貢献しているという(自己満足ではなく実際に貢献しているので誇っていいことだ)感覚のために、健康に気を使っていたところ、健康診断でA評価を受けた。というものだ。献血のためでも何でもいいが、健康になることはよいことだ。

 自己満足だと偽悪ぶってもいいわけだが、献血は善い行いだ。身を削る行為を偽善と言う人はいない。いたとしてさすがに性格が悪すぎるので無視してよい。

 私は薬を服薬しており、献血はできないのだが、一日でも早く病気を治して、献血したいと思っている。まあ献血にかこつけて健康体維持やお礼が楽しみという思いもあるのだが。

 献血に行こう。

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