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第69話 極限地獄長との戦い その8

「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」

先に仕掛けたのは鬼獄長だった。パンチを連続で繰出す。



肉浩は鬼獄長の攻撃を捌くが全てを捌ききれずにパンチを受ける。



「ぐぇっ」

鬼獄長のパンチをまともに喰らって蹲る肉浩。鬼獄長は止めを刺そうと拳を振り下ろす。



ドガァァァァァァァァァァァァァァァァン




肉浩は後ろに飛び退いた事により鬼獄長の攻撃を紙一重で躱す。

目の前には巨大なクレーターが出来上がっていた。



(おいおい勘弁してくれよなんてデタラメな威力してんだ)



こんな攻撃をまともに喰らえば余裕でミンチになってしまう。

極限の寒さの中にいるとゆうのに肉浩は嫌な汗を掻いていた。



「ちょこまかと、鬱陶しいオニ!」

鬼獄長はイライラして止めを刺そうと攻撃を続ける。

全てを紙一重で躱すが折れた右足が悲鳴を上げ避けるだけで消耗してゆく。



「さっさとくたばれオニ!」



(くそ!鬼獄長も消耗してる筈なのに。)

鬼獄長の底力にどんどん追い詰められる肉浩。

ついに雪に足を取られ転ぶ肉浩。その瞬間を逃さなかった鬼獄長は肉浩に引導を渡す。



「くたばれオニィィィィィィィィィィィィィィ」



肉浩は雪を掴んで鬼獄長の顔に投げつけた。

鬼獄長は目に雪が入り一瞬目を瞑った。



「うわあっ!」

鬼獄長が目を瞑った一瞬の隙を肉浩は見逃さなかった。すぐさま体制を立て直し鬼獄長の鳩尾に全力のパンチをお見舞いする。



「ぐわあっ!」

鬼獄長もこれには堪らず膝をついた。膝をついたことで丁度いい高さに鬼獄長の顔が降りてきた。

肉浩は鬼獄長の顔面に連続パンチをお見舞いする。



「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」

満身創痍の中肉浩は全力でパンチの雨をお見舞いする。激しく動き体中の傷が傷もうとも、折れた右足が悲鳴を上げようとも構わずに唯ひたすらに、体力の許す限りパンチを喰らわせ続けた。



「うおおおおおおお!」

止めに鬼獄長の顎にアッパーをお見舞いし、パンチの雨は止んだ。



アッパーを喰らった鬼獄長はそのまま地面に倒れ込んだ。それと同時に肉浩も意識を手放し倒れ込んだ。





___________________





パチッ



肉浩が意識を取り戻した。



「やっと起きたか、お疲れさん。」

鬼獄長を倒した立役者である肉浩が起きるのをずっと待っていたようだ。



これで全員回復したので次の地獄へと進むのだが、その前に世助が肉浩に一つの疑問を投げかけた。



「肉浩、聞きたいことがある。」



「何ですか?世助さん。」



「森田の後ろに回り込んだ鬼獄長をライフルで撃った時、あれは何処を狙って撃ったんだ?」

何故そんなことを聞くのか疑問に思いながらも肉浩は質問に答える。



「鬼獄長の腕ですけど、頭を狙ってもライフルじゃ仰け反らせるのが限界ですから腕を狙ってパンチの軌道をずらしました。」

肉浩の言葉に世助は驚きを隠せない。



「肉浩、生前銃を握った経験はあるか?」



「ある訳ないですよ。日本で銃なんか持ったら捕まりますからね。精々小学生の頃エアガンで遊んだことがある位ですよ。」



(信じられない。あの時鬼獄長と肉浩は50mは離れていた上に吹雪も凄かった。

そんな条件で腕を狙ってピンポイントで当てるなんて、肉浩自身に自覚はないようだがコイツ、とんでもない射撃の才能があるな。)

世助は肉浩の底知れない才能に可能性を感じていると藤彦が皆に呼びかけた。



「お喋りはそこまでだ。皆、次の地獄に行くぞ。」

藤彦の言葉を合図に脱出メンバーは各々準備を整える。



脱出メンバーは次の地獄に向かって歩き始めた。

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