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第68話 極限地獄長との戦い その7

気絶していた肉浩は意識を取り戻すと直ぐに状況を確認する。



「くそ……鬼獄長の奴!」

肉浩は辺りを見渡し鬼獄長を探す。しかし鬼獄長の姿は無かった。



かなり離れた所に他のメンバーが居るのが見えた。

すると森田の後ろに鬼獄長の姿が見えた。今まさに森田に攻撃しようとしている。



肉浩は咄嗟に世助の作ったライフルを手に取り引き金を引いた。弾丸は吹雪で少し軌道が曲がり鬼獄長の腕に命中しパンチの軌道がずれパンチが外れる。



「鬱陶しい奴だオニ。」

鬼獄長は肉浩の方に視線を向ける。肉浩は立ち上がろうとしたが



「ぐわっ」



肉浩の右足に激痛が走った。右足を見ると曲がってはいけない方向に曲がっていた。



それでもマイコーの持っている日本刀の鞘を杖代わりにして立ち上がった。そのまま鬼獄長の所まで歩いて近づく。



「何してんねん肉浩!そんな怪我で無理すんな休んどけ!」

駆け寄ってきた砕を振り払い鬼獄長に近づいてゆく。



鬼獄長の目の前に辿り着いた。鬼獄長と肉浩が睨み合う。



「その怪我でオイラに挑もうとするその蛮勇さは認めてやるオニ。」



「ここでお前に躓いてる暇はオイラ達にはねぇんだよ。お前を倒して次に進む。お前は唯の通過点なんだよ。」



「ワッハッハッハッハこの状況でそんな口が叩けるオニか。呆れを通り越して感心するオニなぁ。いいだろうオニ。叩き潰してやるオニ。」

両者の間に束の間の沈黙が流れる。



両者同時に仕掛けた。お互いに左ストレートをぶちかます。

お互いの拳がぶつかり合い辺りに衝撃波を起こし近くの積もった雪を全て吹き飛ばした。



「なんて凄まじいパワーの衝突。私達も吹き飛ばされそうだ。」



しかし鬼獄長が僅かに力勝ちし肉浩を押す。そのまま肉浩を殴り飛ばす。



「ぐえっ」



吹き飛ばされた肉浩は立ち上がるのがやっとだった。

鬼獄長は止めを刺そうと肉浩に向かって歩き始めた。



「さあ、観念しろオニ。貴様の地獄旅はここで終わりだオニ。」

肉浩の前に辿り着いた鬼獄長は引導を渡そうと拳を振り上げた。その時だった。



「ぐわあっ」

鬼獄長が口から血を吐き膝をついた。鬼獄長の後ろに森田が立っていた。



「音波の衝撃は効いただろ?」



「き……貴様……いつの間に……後ろにいたオニか……?」

鬼獄長は腹を抑えて蹲った。森田は止めを刺そうと鬼獄長の背中に手を当てる。



「くそっ」

鬼獄長は森田の手を払いのけ立ち上がった。鬼獄長の根性に森田は驚きを隠せない。



「あの一撃を食らってまだそんな体力が残っていたのか!?」



「ハァッ………ハァッ………まだだ。まだオイラは戦えるぞオニ……」

鬼獄長は既に満身創痍だったが気力だけで立ちあがる。全ては鬼獄長としての誇りと威信のためか、それとも強者との戦いを楽しみたいが故の気持ちからか、もはや鬼獄長にも分からなかった。



「勝つのは……オイラ達だ!!絶対に負けるわけにはいかない!!」



肉浩と鬼獄長が向かい合う。

他のメンバーは二人の決着を見守る。

束の間の沈黙の時間が流れ今、最後の戦いが幕を開ける。

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