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第64話 鬼獄長の決意

山を無事降りることができた脱出メンバー。後は出口に向かって進むだけである。



山を降りて暫く進むと出口が見えてきた。脱出メンバーはやる気が湧き上がってペースが上がる。



ようやく出口付近まで辿り着いた脱出メンバー。後は出口の扉を通って次の地獄に進むだけである。

出口の扉を通ろうとしたその時



「行かせんぞオニ!脱獄囚共!」

出口を塞ぐように鬼獄長が上から登場した。



「鬼獄長!?またやって来たのか!?」

三回の登場に脱出メンバーもいい加減ウンザリだった。



「今度はさっきのようにはいかんぞオニ!脱獄囚共、覚悟するオニ!」



「くそ、やるしかないのか……」





____________________





脱出メンバーが山へ登って暫く経った頃、戦いに敗れた鬼獄長が意識を取り戻した。



『ぬぅ……一度ならず2度までも脱獄囚に敗けるとはオニ………』

幾ら7vs1とゆう不利な戦いとはゆえ、人間相手に二度も敗けたのは鬼獄長としてのプライドを大きく傷つけた。

相手が全員怨力使いとはゆえ、自分の情けなさに涙さえ出てくる。



とはゆえここで立ち止まる訳にはゆかない。

さっきまで気絶して十分休んだ。

自分はまだ戦える、と自身を鼓舞し立ち上がる。



しかしただ闇雲に脱獄囚に向かっていった所で先程の二の舞、いや三の舞になる事は分かりきっていた。



(奴らをどうやって倒すオニか………奴らもだいぶ進んだ筈だオニ。今から下鬼を集める暇もないオニ。)



下鬼を集めてる間に脱獄囚達は極限地獄を突破してしまう。

つまりここは鬼獄長一人で脱獄囚達を止めなくてはならない。



しかしマイコーの座標移動による攻撃に二度も敗れている。

何か対策を考えなくては鬼獄長の敗けは揺るがないだろう。



(……………)


(…………………)


(………………………)



(だめだオニ!作戦が何も思いつかないオニ!)



極限地獄長はあまりおつむがよろしくなく考えるより先に体が動くタイプであった。

今まではこれでどうとでもなってきたが今回は作戦、対策をしっかり考えなければ倒せない相手である。



しかし結局考えても埒が明かないと考える事を辞め脱獄囚を止める為走り出した。



険しい雪山を走り抜け脱獄囚が目指すであろう出口の門に向かってただ只管に走る。



(頼むオニ、間に合ってくれオニ!極限地獄長としてこの極限地獄から出す訳にはゆかないんだオニ!)



極限地獄から脱獄囚を出してしまうなど極限地獄長としてのプライドが許さなかった。

幸いまだサイレンは鳴り響いていない。

つまり脱獄囚はまだ極限地獄にいるのだがこうしている今も脱獄囚は出口の門に向かって進んでいる事は間違いないのだ。



鬼獄長は無我夢中で走り続け漸く出口の門に辿り着いたのである。

脱獄囚の姿は見えない。

しかしここまでサイレンが鳴り響いていないことからまだ脱獄囚は極限地獄を脱出していない。



(オイラはここに脱獄囚が来るのを待ってればいいって事オニか………)



鬼獄長は脱出メンバーがやって来るのを待った。



そして暫くすると出口の門に近づく人影が見えてきた。



鬼獄長は門の上から飛び降り脱出メンバーの前に立ち塞がった。



「今度はさっきのようにはいかんぞオニ!脱獄囚共、覚悟するオニ!」

鬼獄長の三度目の登場に脱出メンバーはうんざりした。

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