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第46話 鬼獄長の罠

扉に覆われた蔓をなんとかするため海澤が怨力を使い蔓を燃やす。



すると信じられないことが起きた。



「嘘だろ!?燃やした蔓が!!」

蔓は炎で燃え尽きたがすぐに成長し出口の扉を覆った。



「くそっ!もう一度だ!!」

海澤はもう一度怨力を使い蔓を燃やす。すぐに蔓は成長し扉を覆う。



蔓を燃やしても燃やしてもすぐに成長し何度やってもキリが無かった。



(やはり………鬼獄長は某達の事を知っていた!!知った上であえて放置していたんだ!!こうして出口を塞げば某達が鬼獄長の元に行かざるを得ないから!!)

藤彦は頭を抱える。やはり鬼獄長との戦闘は避けられないのか。



「………ダメだ。キリがねぇ。」

何度やっても無限に生えてくるので燃やすのを諦めた海澤。



「どうするんですか!せっかくここまで来たのに!」

脱出メンバーが途方に暮れていると藤彦が口を開いた。



「やはり、鬼獄長を倒さない限りここから出られないってことか………皆、ここは一旦諦めて鬼獄長を探しに行こう。」



「鬼獄長………この地獄の鬼獄長を倒せばこの蔓は解除出来るのですか?」



「多分な。確証は無いけどここで何をやっても埒が明かない。恐らく鬼獄長を倒さない限りここからは出られないんだよ。」



「………藤彦さんがゆうなら信じます。でも鬼獄長の居場所知ってるんですか?」



「分からん。お前の怨力で鬼に案内させてくれ。」



「分かりました………」

(やっとの思いでここまで来たのに引き返すの勿体ないなぁ………)

脱出メンバーは鬼獄長を探すため引き返すことにした。





____________________





鬼獄長は出口に絡ませておいた蔓が攻撃されていることを感じ取った。



「やはり、ワシの予想通り脱獄囚の連中は出口まで辿り着きおったオニ。しかし予想よりも早い到着オニな。」



「ホッホッホッ何度蔓を剥がそうとしても無駄じゃオニ。このワシを倒さん限り蔓は永久に生え続けるのじゃオニ。」

そう言って鬼獄長は椅子に座りすっかり冷めたコーヒーを飲む。



「奴らはこの砂糖もミルクも入っていないコーヒーの様な苦い経験をすることになるじゃろオニ。せいぜいワシを楽しませるオニよ。ホッホッホッ。」

そう言うと鬼獄長は冷めたコーヒーを飲み干した。





____________________





脱出メンバーは鬼獄長を探すため出口から回れ右して進み始めた。



途中で出会った鬼を仲間に引き入れ獄長室に案内させる。幸い獄長室は出口からそこまで離れてはいなかったので直ぐに辿り着いた。



「成る程……ここが鬼の宿舎か。この建物の中に獄長室があるってことか。」

下鬼に案内され辿り着いた場所は木造の大きな宿舎だった。

その大きさ、外観、建物の形がかつて自分が通っていた中学校の校舎によく似ていたので肉浩は懐かしい気持ちになり感慨に耽っていた。



「早速入っていこう。皆準備は良いか?」

藤彦の言葉で一気に現実に戻った肉浩。皆と一緒に宿舎の中に入っていく。



「宿舎の中もやっぱり暗いな………」

外同様真っ暗で何も見えない。暗闇の中森田の音波での索敵を頼りに進む。



「この建物、生物の反応は一つしかない。恐らく鬼獄長だ。」

音波の索敵に反応があった。この時間は拷問の時間で他の鬼は出払っているのだろうか。



「反応があった場所まで案内してくれ。」

藤彦が森田に案内を頼む。反応のあった場所まで直ぐに辿り着いた。



「着いたぞ。この扉の先に反応がある。」

森田の言葉を聞いてすぐ砕が怨力で辺りを照らす。

明るくなって視界が良くなる。



「内装も学校みたいだ……」

流石に細かい部分は違うものの鬼の宿舎の内装は学校の校舎そのものとゆっても差し支えなかった。



「それじゃあ………扉を開けるぞ。」

藤彦が扉を開ける。その先には



鬼獄長が椅子に座って囚人達を睨みつけた。

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