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第43話 漆黒地獄 その2

脱出メンバーが歩き出して暫く経った頃、森田の索敵に反応があった。



「皆、此処からは遠いが6.2km先12時の方向に何か居る。警戒しておいてくれ。」

森田の索敵情報を聞いた脱出メンバーは警戒心を高めた。



「ならオレからはこれを。暗闇の中でむやみに撃てば味方に当たるかもしれんから慎重にな。」

そうゆって世助は皆に武器作り出して渡す。



一同が警戒心マックスの中進み続けいよいよ反応があったすぐ近くまで来た。すると反応があった辺りから声が聞こえてくる。



「皆、そこに茂みがある。隠れるんだ。」

暗くて手探りの中、脱出メンバーは茂みに隠れて様子を窺う。



バチンッ

「うああああああああああああ」


バチンッ

「ぐわあああああああああああああ」


ビシィィッ

「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ」



鞭打つ音と悲鳴が聞こえる。



「これってまさか拷問中……」ヒソヒソ

「どうやらそのようだな……」ヒソヒソ



脱出メンバーが様子を窺っていると至るところから悲鳴が上がる。



「変だな……オイラ達がこの漆黒地獄へ辿り着いたことはもう知れ渡っている筈……そうなれば拷問どころでは無くなり鬼達は今頃は某達を血眼になって探していると思ったんだが……」ヒソヒソ

藤彦が疑問に思っていると



ジリリリリリリリリリリリリリリリリリ



けたたましい音が鳴り響いた。



「よし!今日の拷問はここまでオニ。皆解散するオニよ。」

その言葉を聞いた鬼は囚人を連れて解散してゆく。



「そうだ新入り、拷問道具の片付けはお前が当番オニ。片付けよろしくオニ。」

そう言うと新入りの下鬼を残して誰も居なくなった。



「とほほオニ。こうゆう雑用をオイラに押し付けるのいい加減やめてほしいオニよ……」

下鬼は愚痴をこぼしつつ後片付けに取り掛かる。



下鬼が一人になった所で脱出メンバーに絶好のチャンスが巡ってきた。



「森田さん、今は鬼一人しか居ないか?」ヒソヒソ



「ああ、後片付けをしている下鬼以外誰もいないぞ。」ヒソヒソ



「よし、なら砕さん明かりをつけてくれ。奴にこの地獄の出口まで案内させる。」ヒソヒソ



「よっしゃ、任しとき。」ヒソヒソ

そうゆって砕は怨力を使い周囲を明るく照らす。

周囲が明るくなり眩しくて目を瞑る下鬼。



「ぐわっ何事オニか!?」

下鬼が怯んだ隙に下鬼に近づいて体に触れる肉浩。

視力が回復し目を開けると目の前に囚人が立っており困惑しつつも地獄の鬼らしく強気な態度で問い詰める。



「何だオニ貴様!今はもう消灯時間だオニよ。囚人は監獄部屋でねんねしてないといけない時間だオニ。そんな時間に貴様は一体何をしているオニ!」

下鬼の質問に答えることもなく肉浩は命令を下した。



「出口まで案内しろ。」



「な、何をゆってる……………分かったオニ、着いてくるオニ。」

無事に仲間に引き入れることができたようだ。



「よし皆、出口まで案内してくれるそうだ。皆行こう。」



下鬼の案内の元脱出メンバーは出口を目指して歩き始めた。

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