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第22話 無限地獄長との戦い その2

鬼獄長vs脱出メンバー7名の戦い。

手数では脱出メンバーが多いとはゆえ、戦局は鬼獄長に傾いていた。



鬼獄長の圧倒的な強さ、特にその丸太の如し太い腕から繰り出される棍棒の薙ぎ払いは掠っただけでも致命傷となる。

脱出メンバーも怨力があるとはゆえ、その実は唯の人間でしかない。



故に脱出メンバーは苦しい戦いを強いられていた。



「これでも喰らえオニ!」

鬼獄長は大振りのパンチを繰り出す。



「そんな大振りのパンチが当たるものか!」

藤彦は後ろに飛んで攻撃を躱す。しかし



「ぐわあああああああああああッ!!」

躱したパンチが地面に直撃し地面の破片が物凄い勢いで周囲に飛び散った。

破片を躱しきれずに脱出メンバー全員が吹っ飛ばされる。



「くそ、ただの破片でこんなに消耗するとは……」

鬼獄長に一番近かった藤彦の状態が一番酷く、破片をモロに喰らい肉が抉れ傷口からは血がポタポタ垂れて見るに耐えない姿になっていた。

藤彦程の実力者ですら鬼獄長の前ではこのザマである。



(やはり鬼獄長は強い。一体どうすれば………)

肉浩は無闇矢鱈に攻撃しても通用しないと気付き始めた。

鬼獄長を倒すにはもっと強烈な一撃を叩き込む必要がある。



「さぁて、お遊びはここまでだオニ!一気に決着を着けされて貰うオニよ!」

そう言うと鬼獄長は走り出した。走った先にいるのはマイコーだった。



「マイコー危ない!避けろォォォォォォッ!!」

藤彦が叫んだ時にはもう遅く既に間合いを詰められていた。鬼獄長のパンチがマイコーを襲う。



マイコーも決して油断していた訳では無いが鬼獄長のその巨体に見合わぬ瞬発力に反応が遅れた。

そしてその一瞬の反応の遅れが鬼獄長との戦いでは命取りとなる。



しかしその時、親友のピンチに肉浩が動いた。



「うおおおおおおおおさせるかああああああああ」



ゴスッ



肉浩の蹴りが鬼獄長の腕にヒットしパンチの軌道がずれる。

そのお陰で鬼獄長のパンチはマイコーに当たらず近くの壁に命中した。



ドガッパァァァァァァァァァァァァァァァァン



「ぐぉッ!」

「わぁッ!」



壁の破片が凄まじい勢いで飛び散り肉浩とマイコーの二人を襲うが肉浩は咄嗟にマイコーを抱きしめ壁の破片を全て自分が受けた。



お陰でマイコーには最低限の被弾で済んだが肉浩はモロに破片を喰らい背中から血を流していた。



「ヒロ!大丈夫!?」



「大丈夫だ。この位なんて事は無いさ。」

肉浩は背中に刺さった破片を全て落として鬼獄長に向かっていった。



「肉浩!コイツを使え!」

世助はライフルを肉浩の足元に放り投げた。



しかし肉浩は投げ込まれたライフルを拾わず素通りし鬼獄長と相対した。

武器ありでも厳しいとゆうのに素手で鬼獄長と戦うなど自殺行為もいい所である。もう死んでるけど。



脱出メンバー全員、肉浩が生前喧嘩番長である事は聞かされていたが、どれだけ強くても所詮それは人間とゆうカテゴリー内の話、人間と鬼ではその力の差に大きな違いがある。



その上肉浩は背中を負傷している。素手の上に負傷した状態ともなれば肉浩の勝率は無いに等しい。



何とか加勢したい脱出メンバーだったが先程の戦いで皆満身創痍、動けるのは肉浩だけであった。

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