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第21話 無限地獄長との戦い

「くらえ!」

まず仕掛けたのは海澤だった。巨大な火柱が鬼獄長を襲う。



「ウオアアアアアアアアアア」

鬼獄長に直撃、下鬼ならば一発で倒れる威力だが



「今のは結構効いたオニよ。アチチチチ」

倒れるどころか致命傷にすらなっていない。渾身の攻撃がまるで応えていない事実に衝撃を受けた。



「う、嘘だろ!?オレは全力でやったんだぞ!?」



「今度はこちらから行くオニよ!」

凄まじい速さで接近する鬼獄長。呆気に取られ一瞬反応が遅れる海澤。



「危ない!避けろ海澤!」

気付いた時には既に距離を詰められ攻撃の回避は不可能だった。鬼獄長が棍棒を振り下ろす。



(しまったッ!!)



ドガアアアアアアアアアアン



「危ねぇ、間一髪だったな。」

森田が海澤を抱きかかえ後ろにジャンプして躱した。



「す、すまねぇ森田。ありがとう。」



鬼獄長の方へ視線をやると全員が戦慄した。

棍棒を振り下ろした場所を中心に半径10mの巨大なクレーターが出来ていた。



「上手く躱したオニな。だが、次は外さないオニよ。」

鬼獄長は囚人達に視線を向ける。



「あんな攻撃一発でも喰ろうたら死ぬで!?いや、もう死んどるけど。」



「藤彦さん、昔脱獄しようとしたことあったんだろ?ならアイツの弱点とか無いのか?」



「すまん、某が戦った鬼獄長は奴の5代前なんだ。奴ほど強くなかったからそこまで苦戦はしなかったな……」



「鬼獄長って代替わりするのか………」



「とにかく、どんどん攻めたてる。それ以外ないだろう。」

そう言うと世助は手榴弾を作り出し鬼獄長に向かって投げた。



鬼獄長に直撃する。



「皆も手伝ってくれ。奴はこの程度でくたばらない。」

そう言うと世助は手榴弾やライフル、ハンドガンをいくつか作り出した。

肉浩、マイコー、砕の三人は世助の作った武器を手に取り鬼獄長にぶっ放す。



「ええい!鬱陶しいオニ!」

全部モロに喰らったが大して効いていない。攻撃を喰らいながら前へ進んで距離を詰めてくる。



「もう一度氷の彫刻にしてやる。」

藤彦が鬼獄長に抱きつこうと接近する。



「おっと、同じ手は喰わんオニよ。」

鬼獄長は大きくジャンプして攻撃を躱す。



「よし、今だやれ!」

「ウアアアアアアアアアアアアアアアア」

空中にいる所を森田の怨力で攻撃する。

鬼獄長は咄嗟に耳を塞いだ。



「やはり大声野郎の攻撃、耳を塞げばダメージを減らせるみたいオニな。」

鬼獄長が着地する。散らばった七名の囚人を見渡し



「さて、どいつから倒してほしいオニか?」



「なるほど、返答無しオニか、ならこちらが決めさせて貰うオニよ。」

鬼獄長は肉浩のいる方へ走り出した。



「まずはお前から始末してやるオニ!」

「危ない!避けろ肉浩!」

肉浩はまさか自分がターゲットにされると思っておらず反応が遅れた。



バキイィィィィィィィィィィィィィン



「危なかったな。お前ならあれ位避けられると思ったんだが。」

藤彦が咄嗟に氷の壁を展開してくれたお陰で肉浩は助かった。



「す、すみません。油断してました。」



「相手は鬼獄長だ。一瞬たりとも気を抜くな、とゆった筈だぞ。分かったらお前も戦え。」

肉浩はここが戦場である事を再確認しこれまで以上に気を引き締め武器を手に取り戦いに臨む。



「もう気を抜いたりしません!」



「よくゆった!それでこそ某が見込んだ男だ。」

囚人達の連携連携攻撃が鬼獄長を襲う。



「何度も同じ攻撃は喰らわんオニ!」

鬼獄長の巨体からは考えられない軽やかな身のこなしで囚人達の攻撃を躱す。



「くそっ、今まで攻撃をあえて躱さなかったのか。」

当たっても大したダメージにはならないのにその上当てることすら困難とくれば突破口が見えない。



脱出メンバーは徐々に消耗してゆく。

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