04【少女漫画】ねこ・ねこ・幻想曲
高田エミ先生の『ねこ・ねこ・幻想曲』、ご存知ですか?
私、人生で初めて買った漫画が、このねこねこの4巻でした。
……なぜ1巻じゃなかったのか。
多分、その本屋が4巻からしか置いてなかったんだと思います……。
元々りぼんという少女漫画雑誌を、小学校一年生の時から買って読んでいました。
それにあったんですよね、ねこねこ幻想曲が。
毎月楽しみで読んでいたんですが、ある日父が本を買ってやると言ってくれたので、迷わずこれを選びました♪
ねこねこは、黒猫のシロちゃんがお月様の力を借りて人間に変身できるお話です。
本当に猫ばっか出てきます。
このねこねこには何度泣かされた事か……。
ボス(トム)の回想シーンで、トムが捨てられてしまう所。
元の飼い主と再会を果たすも、たくさんの猫のボスになったトムは、結局飼い主と別れる道を選んだ所。
サトコが大好きな猫たちの為に奮闘して、死んでしまう所。
そして、ようやく両思いになったサスケとシロが離れ離れになる所。
結局サトコが自分からシロと別れる所……。
私の原点とも言える物語です。
私が小説で人を泣かせる物を書きたい! と思うのは、この作品の影響が強く出ているからかもしれません。
ちなみにこの漫画を知っている方で、私の作品の『たとえ貴方が地に落ちようと』を読んだ事がある方は気付いたと思います。
そう、月見草……
ねこねこでは欠かせない存在のお花ですね。
それが私の作品にも出てきます。
どんだけ影響受けてるんだ、私……
でもそれほどまでに、印象深い作品なのです。