32【少女漫画】赤ちゃんと僕
『赤ちゃんと僕』は羅川真里茂先生の作品です。
主人公である拓也くんと、弟でまだ赤ちゃんの実くん、それに父親の晴美さん家族を中心としたお話です。
母親は事故で亡くなっていて、拓也くん(小学校5年&6年)が実くん(確か1才&2才だったかな)を一生懸命に面倒見るお話です。
と、昔こんな風な漫画よと姉に説明したら、読んだ後に「父親は育児放棄してて、赤ちゃんの世話を小学生に押し付ける嫌な奴なのかと思ってた」と言われました。
タハー、私の説明が悪かった!
パパ(晴美)はめちゃくちゃ子煩悩!!
世の中の良いパパ代表! って感じです!
まぁ私がこの作品で一番印象に残っているのは、この家族の事じゃないんですけどね……
私、藤井家が好きでした。
女三人、男三人の六人兄弟!
一番下の一加ちゃんとマー坊が「自分の部屋が欲しい!」と駄々を捏ねる回が良かったんです。
すると男兄弟の真ん中である昭広が、「いずれ俺たちは出て行くんだから、あの部屋は一加とマー坊の一人部屋になるだろ」と言うんです。
それを聞いた一加は、「早くそんな日が来ればいいっ」と言うんですが、夜中にふと想像して泣いてしまうんですね。みんなが出て行って、寂しい暮らしになっている所を。
あの描写は良かった。
そして昭広も、「兄貴がいなくなるの、嫌だな」とぽそりと呟くように兄の友也に言うのです。
その後の友也の対応もとてもかっこ良かった!
あそこの兄弟は最高でした♡




