31【少年漫画】DRAGON QUEST -ダイの大冒険-
原作は三条陸先生、作画は稲田浩司先生の『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』を取り上げようと思います♪
これも嵌りましたね.……読み出すと止まらなくなっちゃいました。
好きなキャラはポップ!!
弱くて、ヘタレで、お調子者で、はなたれ小僧で……
でもそんな彼が冒険を続けるうちに、男の中の男になっていきます。
まぁ男の中の男というと語弊があるかもしれませんが(汗)
ともかく、ダイの大冒険はポップの成長物語だと私は思っています。
ダイの強さが化け物じみてきた時、ポップに嫌われたくないからとダイは自分のルーツを一人で探しに行くんですよね。
ポップはその時、そんなくだらない事を気にされていた事に怒り、そして悲しみを覚えます。
はぁ、涙。男の友情っていいです。
そのダイの記憶が赤子同然のように消えてしまった時、ポップの成長を一段と感じられました。
命を賭してでもダイを守る。
彼の覚悟が逞しくて、でも悲しくて。
ポップが死んだ時には、今まで読んだ本で一番泣いたんじゃないかってくらい泣きました。
彼を取り巻く恋愛模様も良かったですね。
ポップはマァムを、メルルはポップを好いているんですが、恋愛に関してはこの三人くらいしかいなかったように思います。
ヒュンケルは『俺は除外しろ』って感じだったし、ダイとレオナも出来上がってるって感じではないし。
『卒業の証』が光らなかった時のメルルの行動には涙しました。
好きな人の名前を言わせるんですよね。自分の名前は言われないと分かっていながら。
そして『大魔導士』となったポップは(決して賢者ではない)仲間からも恐れられる程の強さを発揮!!
弱くてヘタレでお調子者ではなたれ小僧だったポップは、もうどこにもいません!!
よくぞここまで……
弱い人間が強い魔物に勝負を挑むというのは、とんでもなく勇気のいる事。
ましてや彼は、ダイやヒュンケルのように最初から強いわけじゃない。
怖くて逃げ出した事も多々あるけど、それでも勇気を振り絞って仲間の元へ帰って来た。
そんなポップに『勇気の証』は、象徴的だったと思います。