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第12話 運命の日‐後日談‐

最後の方に若干エロ成分があるためR15タグ入れました。


あともうチョイで追いつく…!

レアンが死んで3日後


「…ミーシャ」

「…なに?」

「いい加減離れろ」


あの事件が起きて、俺はレアンのことやこの森のこと、その延長で歴史のことを「知識の宝庫」で調べていた。ミーシャはそんな俺にいつも一緒にいた。俗に言う「金魚のフン」状態だ。基本「おひとり様」な俺にとってはちょっとストレスがある。………まぁ原因は


「ヤダ!…また、おいて行くの!?」


俺にあるわけだが。

どうやらミーシャは母親レアンを失い、知人が俺一人になった。自分が孤独にならないために俺に依存しているんだと思う。………でも俺には調べていくうちにやりたいことが出来てしまった。さてどうしよう?


ん?やりたいことって?まぁその前に調べたことを知る必要がある。

まずはレアンとこの森について


・この森の本当の「管理者」

・人間とは違う「魔人」と言う種族

・この森は長い間レアンによって守られていた


の三つだな。他にもあったが、ささいな情報なので割愛する。………初体験の情報とかいらんだろ?

さてここで謎の言葉が出てきたな。…と言うわけで

「魔人」について


・「魔人」とは人間の突然変異の種族

・魔人になると不老長寿になり魔法とは違う特殊な能力を持つ

・魔人の子は後天性で魔人になることは無いが一定の確率で必ず先天性で魔人になる


そしてこの情報が俺にやりたいことを作る原因になった


・魔人の特殊な能力が原因で人間に怖れられ人里離れた場所に封印された


つまりレアンはここに居たくて居たわけじゃないのだ。居るしかなかったから居たのだ。

ここで気になったのは今回の戦いの背景だった。この森に「魔人」がいることは知っていたはず。なら何故自ら近づくことをしたのか。

そこで調べたのは歴史だった。いちいち説明するのはものすごく大変―――当然俺が、だ―――なので箇条書きだ。


1.大昔「魔物」と呼ばれる人間を含めた生態系を破壊する存在がいた

2.絶滅の危機を救ったのは突然変異を起こした「魔人」たちだった

3.だがある程度「魔物」が減り、人間たちも対抗できるようになると「魔人」たちは怖れられるようになり封印された

4.「魔人」と言う言葉は忌み語になったため封印された魔人たちを「管理者」と呼ぶようになった

5.しかし時代の流れと共に「管理者」の存在を忘れ去られる

6.で、現在に至る


と言うことです。結局何が言いたいかと言うと



身勝手すぎるだろ、人間ども



ってわけですよ。

さていい加減何をしたいかはっきりさせまっしょい。俺がしたいことは魔人の解放、もとい人類の敵になることだ。つまり俗的に言えば



……………魔王に、なることだ。






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆






「ヤダ!ゆるさない!」

「そ、即答かよ…」


その日の夜、ミーシャにこのことを話した。その結果がさっきの会話だ。

たぶん理由は


「何でさ?」

「わたしを一人にしないでよ…!」


…とのことだ。ハァ~…。

ん?そもそも連れて行けばいい?それが問題なんだよ…。

面倒なことに「管理者」の封印はミーシャにも適応しているようなのだ。

の情報だから間違いようがない。………まだ伝えてないけど。


「あのさ、俺がそんな非道に見えるか?」

「……………」


なぜ黙る。アレか、模擬戦のことを言ってるのか。

そんなことを思いつつ話を続ける。


「…まぁどう思ってるかはあとで聞くとして、何とかする方法はあるんだぞ」


そう言った瞬間


「ホント!?ねぇホント!?」

「ちょ、ちょ!?や、やめ…」


肩つかまれて前後左右に激しく揺さぶられる。しかもとんでもなく速いから


「ねぇ教えて!教えてよ!!」

「ぢょ、ほんどにやめ゛………うっぷ」


………あとは推測できるだろ?




~~~~~しばらくお待ちください~~~~~




「おぇ~…。気分ワル…」

「…ごめんなさい」

「頭は冷えた?」

「うん…」


俺たちは水場に移動して話していた。ちなみにさっきまでいたのはいつもの棲家だ。


「…で、だ。方法についてだけど」

「…どうすれば良いの?」

「結論から言うと、俺の呪いを受ければ・・・・・・・良い」

「分かった。やって」


………は?え??……即答!?


「いやいやいや!?話聞いてたか、ちゃんと!?」

「うん、わたしにのろいをかけるんでしょ?」

「理解した上で即答かよ!?」


パないわ~…。ミーシャさん、パないわ~…。

そんな風に呆けていると、ミーシャは微笑んでこう言った


「ユートはわたしを捨てる・・・こともできるのに、わたしのわがままを叶えようとしてくれてる。なら受け入れるよ」

「!」


…今、何て言った?


「捨てることもできる…?どういう意味だ?」

「………わたし、この森から出れないんだ」

「気付いてたのか…」

「…うん」


会話はそれで止まってしまい、俺は何となく空を見上げた。

そこには前世の都会では見られないようなきれいな星空があった。


「きれいなもんだな…」

「…そうだね、わたしもしっかり見上げたの始めてかも」

「……………」

「……………」

「さて、話を戻そうか」


俺は空を見上げながら話を続ける。


「呪いと言っても死ぬようなモノじゃないけど、呪いの証が死ぬまで身体に残る」

「…痛いのはやだよ?」

「大丈夫だ、痛くは無い。で、身体のどの部分が良い?」

「えらべるの?」

「そうだよ」


そう言うとミーシャはうんうん唸っていた。しばらくすると答えが出たようで


「右手!右手にする!」


と言ってきた。俺はミーシャの右手を取り、自分の右手を重ねる。

そして詠唱を始める。


「『右手に集うは黒の力。我と此の者に久遠の契りを此処に示す』」

「は、あぅ!?にゃにこりぇ!?」


ミーシャは急に変な声を出し始めるが気にせず進める。


「『我と此の者を幾千と別つとも必ず巡り会うことを我が魂に誓う』」

「あ、ああ!あぁぁぁああああ!!!」


…詠唱が終わった。重ねた右手を話すと、そこには氷の結晶に似た黒の紋章があった。

うん、成功だ。


「ミーシャ、出来た…ぞ?」

「ハァハァハァ…」


…何このカオス?

なぜか知らないがミーシャが顔を赤らめてモジモジしていた。………トイレかな?

聞くのはいくら何でもデリカシーが無いので


「…とりあえず帰って寝ようか」


とだけ言っておいた。ミーシャは何も言わず俺に付いて来る。

そして棲家に着いたのでさぁ寝ようと思った瞬間!


「ユート!ゴメン!!」

「うあらば!!」


ミーシャに押し倒された。え!?何この状況!?!?

そのままミーシャに仰向けにされたので、様子を見ると


「ちょ!な、何を!?」

「わたし、もうガマンできない!!」


完全に発情してました。何でさ!?

ミーシャさん、ホント落ち着いて!ちょ、待って!!やめ…



アッーーーーーーーーーー!!!!!!

少しだけ補足


>一定の確率で必ず先天性で魔人になる

赤ちゃんの時から不老になるわけではなく、約15歳から20歳辺りで不老になります。


しかし、我ながら最後締まらないな…。

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