現状と決意表明
母の急死から一年心の変化と現状。
母の後を継ぎ、流れに任せて1年が経ちようやく保護猫カフェに慣れてきた優樹菜は、自分の立ち位置を考えていた。この先、動物看護師の資格をもつ副店長を当てにしている訳にもいかなくなる日が来るだろうし保護猫カフェで妖精のおもちに支えられて沢山の出会いと猫達との別れ(譲渡や虹の国に渡った子達)を経験し、自分の(過去を振り返ると薄っぺらい)愛情を注いだ一年だった。一時預かりとはいえ、猫達を家族と思って接して副店長から「この道で母の後を継ぐ心積りがあるなら協力する。」と、改めて言葉にされて考え始めたばかりだ。某‥動物園のTV番組でも、有名人の莫大な利益があってこそ成り立っている事業を碌に知識もない経験も無い自分が経営するなんてリスクが高すぎる。副店長がいなかったら店の人件費云々から会社として成り立たず猫達の救済どころか手放す選択を迫られただろう。ありがたい事に基盤が出来ていた所にポッと店長が変わった1から修行で済んだから良かったが母の命日に報告できる事は、母の愛したこの事業でやって行く決心がついたぐらいだ。それは、おもち(猫精霊)が居た事で猫達と話が出来るからこそ譲渡先(以下ずっとのお家)に行った子達にも幸せ報告があったから自分の決心も固まったと言える。
保護猫カフェの利益は少ない為、併設したお食事所が常に新商品開発で顧客を掴んでくれて利益を出してくれているのとペットフード他の販売が出来ているから仕入れ値で保護猫達にご飯の提供が出来ているで成り立っている。➕田舎でこの事業が成り立っているのは動物愛のあるボランティアさんとこの事業に反対しなかった自治会の理解及び、地域の恩恵が非常に強い事をこの1年で学んだ。今でさえ、動物をカフェ前に置いて行く人は減らない。防犯カメラで警察の調査が入って捕まっても「育てられないという理由」で、罰金さえ払えないず、そこから動物達を引き取らなければいけない事態が発生する。子猫ならまだしも譲渡出来ない猫達が増える中で、保護してもらおうと来る人が後をたたない。
お金が無いから去勢しない。小さな命を助けられず人任せにする、地域猫が増えるだけで周囲に理解の無い自治会は見て見ぬふり。雪の季節を越せる野良猫達がどのくらいいるだろうか。考えるだけで母の周りは優しさと動物好きの恩恵が半端ない事がわかる。
賃貸で動物を飼えない、高齢化で里親候補として名乗りをあげてくれる方はほんの一握りだろう。
高齢者施設の方の理解もあり、シンのおばあちゃんの面会からシンが癒しとして施設おばあちゃんと過ごせるようになったのは時代を担う一歩だと思う。あの後、副店長と話し合い当保護猫カフェでは、地域の包括センターを通してペットを飼っている方で後継ぎが居ない方を任意で教えてもらうシステムを導入した。プライバシー保護や、本人の了承を得る事が大前提だとは言え1年で二桁に登り、老後にペットを飼えなくなった後どうしたいか、保護猫カフェで何が出来るかを模索してカフェのそばの古びた屋敷を改装し、ペットホームを作る事を決めた。
自分が猫好きの大工さんの協力を仰ぎ、周囲の反対も大きかった「ドッグランならぬ、キャットラン」の取り組みも始まる。
自分の決心と共に始まる事業だ。
保護猫カフェ➕自分のやりたい事




