猫カフェで触れ合うどころか込み入った話をする。
猫カフェで猫と話して猫と触れ合う!?
カフェご利用についての基本ルール
・事前に手洗い消毒をする。
・大声はださない。
・猫を追いかけない。撮影はフラッシュやライトを使わない。
・勝手に食べ物を与えない
・猫が嫌がることをしない。
・香水はつけてこない。
・猫ファーストができる。
・おもちゃ等持ち込み不可。
・未使用に限り定員に確認要!
(店内で販売もしております)
・怪我や衣類、荷物等に損害が生じた場合に応急処置は致しますがその他の責任は負いませんのでご了承ください。
まあ言われればその通りなんだけど、小さい子無理ってことかな、利用する方にかかってるってことだよね。
まんまタイムってあるんだね。動物園みたいだけど可愛い仕草が見れるもんね。必要だな。
普通にお店兼猫カフェって感じ。
さっきの一匹猫ちゃん、ケージ出れたかな。見守りいる時しか出せないとか色々あるんだな。
行ってみよう。
シン君だって名前書いてる。あっ副店長
優樹菜「シンくんと遊んでみて良いですか?」
副店長「いいですが周囲がガラス張りでお客さんが来たら丸見えで良ければどうぞ。シンくんの好きなエビ付き猫じゃらし入り口にあります。ドアを開ける時猫が出ないように気をつけて。」
優樹菜「ありがとうございます。」丸見えは微妙だが一組お客さん帰ったし今は大丈夫じゃね笑 行ってみよう!
シンくんのドアの前 トントン「はいります。」猫じゃらし持って気合い十分。
カチャ 開けた瞬間、シンくんドアから出るが2枚目の扉に邪魔されて出られない。
優樹菜「出たい理由があるの?」
シン「人間に言っても仕方ない」ってお前俺の言葉がわかるのか?
周囲にはニャーニャーしか聞こえないよ大丈夫。シロと契約したみたいな?やつで感じるっていうか何となくだけどわかる気がする。
シン「店長の娘なんだってな。「シロが今日来るって言ってた。」
優樹菜「シロのことおもちって呼ぶからよろしく。シン君はシン君。」
シン「おもちかそりゃ良い。俺は、ばあちゃんと二人暮らしだったんだがばあちゃんが施設ってやつに行くからと、息子が来て急に離れ離れになったからばあちゃんと別れの挨拶もできなかった。一眼でいいからばあちゃんに会いたい。」
優樹菜「そーなんだ。ばあちゃんの居場所わかるの?」
シン「わかんね〜けど匂いで探るさ。」
無謀だな。でもちゃんと意思があるこの猫、筋がとおってるもんね。会わせてあげたいね。
優樹菜「よーし、わかった。「副店長さんに聞いてみる。やるだけやってみるから万が一、会えなくても許してくれる?」
シン「おうよ、話を聞いてくれたのはあんたが初めてだ。どんなばあちゃんでも一目会いたい。頼むよ。」
優樹菜「わかった。」
シン「我慢できない」っと、エビ付き猫じゃらしに飛びついた。優樹菜「シン君、離してー」
シン「無理ですが、、たまらんのですー。」
と私達は、シン君が疲れるまでとことん遊んだ。
副店長「優樹菜さんすごいじゃない。シンは、そうた君とは遊ぶけど初対面で中々来ないわよ。」優樹菜「猫じゃらしのおかげです。エビ付き良いですね。」
副店長「その猫その猫で好きな物が違うから色々試してね。」
優樹菜「ところで、シンくん、高齢の方と一匹で暮らしてた話をしてましたよね。もう亡くなったんですか?だから、ここにシン君はいるのですか?
副店長「優樹菜さん、ここで働く気になったなら教えてあげるけど、プライバシーだから。そーねー店長やらない?私、いつまでも代理でもないし。」
優樹菜「店長は無理ですが、考えさせてください。まだ職場、休んで来てる身なので、でも未練はないし初めての猫たちとの触れ合いにわくわくしてもう都会にはいけない事だけは自分でも変化があったと思ってます。
副店長 優樹菜の頭を撫でながら「じゃ、特別に教えてあげる。シン君はおばあちゃんと住んでて息子さんが来て近くの老人ホームに入ったの。猫と暮らせなくなると息子さんが相談にきたのよ」
優樹菜「保護カフェは引取もやってるのですか?」
副店長「シェルターでは無いので基本はやらないけど息子さんの態度が今にも猫を捨てるような保健所にでも入れろ的な態度だったのよね。母親とは大違いだったわ。お母さんは、若い時はわからないけど、温厚な方で誰にでも温かい人だわ。店長が、引き取ることにして契約書を書いたはずだわ。」
優樹菜「見せてくれるんですか。」
副店長「それはちょっと、お話ししただけ、それで良いでしょ。終わり。私は仕事に戻るわね。」
優樹菜「そういえば副店長さん、シロにおもちって名前つけちゃったんです。改名しても?」
副店長「あらあら、シロがいいならどうぞ」
おもちーいる?看板猫さんやーい。「シン君の事情聞いたよ。おばあちゃんに会わせたい。出来る?」
おもち「施設を探してもらえますか?そしたら協力しましょう。」
優樹菜「わかった。じゃ、私あ今日は先に帰るね。」
おもち「わかったけど、体裁上、「迎えに来てもらえますか?」
優樹菜「わかった。何時?」
おもち「18時。」
優樹菜「ok、じゃまた」
そして施設探しが始まった。
シン君は
おばあちゃん一人と一匹で暮らしていた所を息子に引き離された。
優樹菜にできることは?