表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫カフェ奮闘⁉️できない記  作者:
出会いからスタートまで
4/7

親の会社にいってみた(初の猫カフェ)

初の猫カフェ

優樹菜の心に変化が、、、。

気がつくと朝になり、目を開けると執事が、、、、って猫が二本足で立っている。「おはようございます。優樹菜さん」昨日猫と話したのは夢じゃなかった。

優樹菜「おはよう」

おもち「朝食の準備ができておりますにゃ」

猫手でどーやって飯作るの!と、思いつつも味噌汁の匂いにつられ食卓へ久しぶりの味噌汁だ。一人暮らしをしてからご飯は簡単にすませていたからみそ汁一人分なんて手間だしインスタントで十分だと思ってた。

優樹菜「いただきます」

おもち「どうぞ召し上がれにゃ」

優樹菜「美味しい」

いわゆる普通の朝ごはん、目玉焼きにソーセージなのにどれもこれも美味しい。目玉焼きの半熟感がたまりません。

優樹菜「おもち、ありがとう。で、どうやってご飯を作るのその手で?」

おもち「日常生活には問題ないくらいの魔法は使えます。このくらいは、朝飯前ですにゃ。」

魔法!?いやいや、現実世界だから、魔法とかないし、まあ、猫が話せると言うだけで不思議現象だけど。

おもち「今日の予定は、会社に行きますにゃ。」

会社!? ああ、親の会社ね。社長だったんだっけ。私が行ってもどうにもならんでしょ。

おもち「心の声は聞こえてますにゃ。」

優樹菜「やめてー心、読まないで。」

おもち「わかりました。必要時は確認してからにします。ダダ漏れなのにゃ」

ダダ漏れって言い方よ。

優樹菜「頼む。やめてほしい。」

おもち「承知いたしました。では、出かけますのでご準備をお願いしますにゃ。」

っと、自宅から徒歩で15分くらいだろうか、白い壁に黄色と白の明るい雰囲気の日除けみたいな布で窓が隠れている。まだ営業していないだろう雰囲気だ。

おもちは猫っぽく?リードをつけてお散歩のような雰囲気で私の肩に乗っている。かわいい。猫って癒されるんだな。仕事の疲れが吹っ飛ぶようだ。都会で1人で居るなんてもうできないよ。

など考えつつ店に到着。

優樹菜「おはようございます。誰かいますか。」

はーいと声がして昨日会った副店長さんが出でくる。

副店長「まあ、よくいらしてくれました。どうぞ中へ、今は猫ちゃんたちご飯を終えてくつろいでいますよ。営業は10時からです。ゆっくりしていってください。」

優樹菜「ありがとうございます。お邪魔します。」

副店長「シロも一緒ですね。お母様はいつもそうやって出勤されていました。シロは看板猫なんですよ。」

優樹菜「シロ、改名してしまいました。今日からおもちです。よろしくお願いします。看板猫とか色々知らなくてごめんなさい。」

副店長「そーですか。おもちね。いい名前ね。わかったわ。お店でもかいめいしておくわね。よろしくおもち君。」

ふーん。おもちは看板猫なのかあ。そーいえば静かにしてる。話せる猫なんてバレたら大変だもんね。

おもち「優樹菜さん、優樹菜さん、テレパシーで優樹菜さんに直接話しかけますので周囲には聞こえません。よろしくお願いしますにゃ」

って、便利だなーまた心、読んだでしょ。タイミング良すぎ、まあ、いっけど。

店内は、広く10匹ぐらいだろうか猫たちがのんびりしている。

「遊んで遊んで」一匹が近寄ってくる。

おもちぃ、、遊んでって来たよ。他の猫も話せるの?え!優樹菜さん、その猫の言葉がわかるんですか?お母様はわからなくて私がお伝えしましたにゃ、、。

どうやらそうみたい。話せると言うより頭の中に勝手に猫の気持ちが伝わってくるみたいな感じ。

ハチワレの猫は、ソウタくんです。あまりにかまってちゃんなので里親が見つかりにくいんです。初対面で来るなんて珍しいですよ。人見知りのはずです。

で、どうやって構えば良いの。なでなでしてみたけど、、、、。

短毛なのにふわふわしてるよ。目がクリクリしてる。すりすりしてくるよ。かわいい。

猫じゃらしなどお勧めしたいですが、食後なのでそのくらいでいいかと。

優樹菜「あっちからなんか聞こえる。行ってみよう。」と、別部屋に行く。声のする方に行ってみるとさっきの猫よりは毛長のトラっぽい模様の猫が大きいケージに入っている。シロ、出たい出たいって言ってるよ。出しちゃダメなの?

この猫は、小さい時から何でも口に入れるし、ずっと一匹で育ったらしく他の猫と会うと威嚇したり、にゃんプロが始まるので別部屋なんです。飼い主が高齢になって、子供が育てられる環境じゃ無くてここに来たと聞いています。バイトの子など、人がいる所ではケージから出してるんですが、、、。にゃんプロ?プロレスね、そっかぁ。保護猫カフェだから、ここに来た背景があるんだね。

こんな感じで収集出来ないくらい猫たちの紹介を聞いてパニクっていると副店長さんが来る。

副店長「優樹菜さん、お母様のこと本当に悲しくて言葉もありません。そしてこの猫達のためにこちらで働いてくれませんか?すぐにとは言いませんがどうか考えていただきたい。それまで何度でもここの足を運んでぜひこの猫達と触れ合ってみてください。きっと優樹菜さんにとってもプラスになると思います。今日はゆっくりしていってください。何かあれば声をかけてくださいね。それでは、開店準備が整いましたのでまもなく10時で開店いたします。」



登場猫 : ソウタ君 ・ハチワレ白黒 男 性格 かまってちゃん

     あめ  ・ミヌエット 茶白 女 性格 くっつくのが大好き 甘え上手

     シン  ・チャトラ 雑種 男 噛み癖あり 性格 好奇心旺盛。 1匹で過ごすのに慣れすぎているがソウタ君が遊びにきてくれるのが楽しみ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ