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第九部 第十章 始まり

「まあ、私が裏切らないように見ときますんで……二人とも」


 セシリアちゃんが冷やかな顔でジェシーにそう告げた。


「え? 俺も? 俺はせいぜい逃げるだけだぞ? 」


 イエスが心外なって感じで怒る。


「俺は戦略的に転進するだけだ」


 俺もイエスとともに心外そうにそう告げた。


「いやいや、そういうのを裏切りというんだからぁぁ! 」


 ノーマがブチ切れる。


「フォーメーションとか崩れたら、総崩れになるでしょうが」


 ダリアも突っ込んできた。


「いや、俺は基本は渉外と偵察だし、フォーメーションには関係なかろう」


「俺は羊のヒットアンドウェイの遊撃隊だから、基本フォーメーションには関係ないし」


 俺とイエスがきっぱりと話す。


「あんたたち、良く、こんなの仲間にしてるよね」


「いや、エイドリアン様のとこの規約で首にできないし」


 ノーマがアルバートに呆れた顔で突っ込むとアルバートが悲しそうに答えた。


「主、申し訳ないんですが、我々関係だと思いますよ」


「ほげぇぇぇぇぇぇえ! 」


 ハリーがそう言ったので俺がその場で頭を抱えて蹲った。


「ああ、言わなきゃいいのに」


 セシリアちゃんがハリーにほほ笑みながら非情なことを話す。


「じゃあ、俺はこの辺で……」


「え? 」


 イエスが微笑んで去ろうとしたら、セシリアちゃんがガシッと肩を掴んだ。


「はははは、冗談ですよ」


 イエスの声が無茶苦茶乾いてる。


 とりあえず、セシリアちゃんがいる限りは逃げるの難しそうだ。


 その時、こちらに真っ黒な洞窟ムカデがひたひたと二匹向かってきた。


 サイズ的には五メートルくらいある。


 多分、アイシクルケイブから出てきた奴だろう。


「こっちを見てないね」


「逃げてるだけっぽい」


 ノーマが呟いたら、ダリアがそう言いながらファイアーボールで焼きつぶした。


 流石に剣でやり合って噛まれたらたまらないから、殺すなら最良の方法だが、ほっといても逃げるだけの様な気がする。


「さてと、どうしょうかね。確かに普通のスタンピードじゃないね」


「こちらを襲う様子もないし、確かに逃げてるのか? 」


 ジェシーとマシューが言いながら静かに立ち上がった。


 戦闘開始するようだ。


『むう。凄いインパクトだな。あの二人がやる気出しただけで雰囲気が変わる。おかしいな? 血統で言えばアルバートこそ、そうでないといけないのに』


「おおおおいっ! 」


 俺が喋ってたらしくてアルバートが突っ込んできた。


「何、血統って? 」


 <チームジャスティス>とエイドリアン様達が秘密にしてるだけあって、ジェシーは知らないようだった。


「いやいや、何でもないからっ! 」


 そうアルバートが叫ぶ。


 その時、強烈な羽音が次々とアイシクルケイブの方からしだす。


 酔っ払ったような動きをするドラックコウモリが洞窟から固まって逃げだしたようだ。


 それをこれまた非情なハリーの毒針が襲った。


 一瞬にして、数十匹の一メートル近いドラックコウモリは殲滅された。


「凄い」


「流石ハリーちゃん」


 セシリアちゃんとダリアが異様に可愛がってる感じで微笑んでる。


 でも、殺さなくても特に害はないような気がするのだが。


 

少し、大事な話の前にしばらくグダグダしますが、彼らの性格がそうなんですいません。

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