表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

94/670

第九部 第六章 スタンピード

「あーあーあーあー、リーダーは相変わらずタイミングが悪いな」


 酒場の扉を開けて、長身の男と男みたいな恰好をした女性が入ってくる。


 長身の男の方はコリー・デール・マコーマック。


 身長は百九十五センチで体重が六十キロだったか、ひょろひょろであるけど盾役である。


 長身から来る俊敏性で小型の盾を使い大体の攻撃を防ぎ、独特の長剣から繰り出す技を持っている。


 黒髪で黒い目をしていてのっそりとした顔付きをしている。


 もう一人の男みたいな恰好をした女性はケイシー・メイヴィス・シャーウッド。


 男のような恰好をしているが黒い目と黒い髪をした美少女である。


 <チームチェイン>の魔術師をしている。


「は? 」


 ジェシーが困った顔で二人を見た。


 二人の後ろにエイドリアン様がいた。


 エドリアン様が苦々しい顔をしていた。


「アイシクルケイブでスタンピードだって」


 ケイシーが苦笑した。


「冒険者の皆が酔っ払ってるからうちと<チームジャスティス>で処理しないといけないね」


 コリーが淡々と話す。


 こういう喋り方の男だ。


「こんな日に飲み会やってると思わなかった」


 エイドリアン様ががっくりした顔をしていた。


『ジェシーは性格が良くてリーダーシップあるし素晴らしいんだけど、いつもタイミングが悪いんだよな。アーランデル伯の依頼でもタイミング悪く、別のと戦ってるときに不滅(インモートリティ)の襲撃を背後から受けたらしいし』


「すいません。それを言われると辛いんですけど」


 俺が喋ってたみたいで、ジェシーが悲しい顔で突っ込んできた。


「すまんが、やってくれるか」


 エイドリアン様がそう俺達に話す。


「でも、ジェシーさん達は飲んでないみたいだけど、こっちの<チームジャスティス>は酒飲んでたんじゃ」


 イエスがそうアルバートとダリアを見た。


「凍らすようなことを言うから,酔いなんか冷めたよ」


「本当よ」


 アルバートとダリアが愚痴る。

 

 ウェーズリーは無言で頷いていた。


「私も手伝いますし、大丈夫でしょう」


 テーブルの下で目立たなかったハリーがちょこんとテーブルの上に乗ってそう言った。


「な、なに? これ、可愛いっ! 」


 ジェシーが叫んだ。


「本当だ! 」


 ケイシーも叫ぶ。


「駄目駄目、毒針を持ってるから」


 ジェシーが抱き着こうとしたらノーマが止めた。


『随分とこちらの事を把握している様だ。なるほど、こっちの事情も知ってると言う事か』


「いやいや、セシリアちゃんに聞いただけだから」


 俺が喋っていたのかノーマが苦笑した。


 ジェシーはハリーに抱き着きたくてしょうがないようで、ハリーのまわりをグルグルしてた。


「とにかく、時間がない。依頼料は多めに出すからやってくれ」


 エイドリアン様に頼まれた。


 あーあーあー、また仕事だ。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ