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第八部 第七章 調査

 というわけで、あの俺達に嫌がらせをして来た近衛の騎士団は首都にドナドナされていった。


 で、こちらとしては、あの連中がスパイとか工作員かどうかはさっぱり分からなかったわけだが、ドナドナされた以上は調査対象ではなくなった。


「全く、手がかりがなくなったな」

 

 俺がイエスとハリーがいる気の置けない酒場の<チームジャスティス>と<チームチェイン>だけいれる奥のソファの所で話す。


「どうする? このままだと密偵とか工作員とか捕まえられないぞ」


 イエスがそう心配そうに話す。


「いやいや、やってんのは俺なんだが……ってーか、何かイエスもやってくれよ」


「いやいや、聞き込みはしてるんだがな。確かに近衛の騎士団の連中は上から目線でいろいろとタカリに近い事はしてる奴も居たようだが、密偵や工作員とかになるといねえよな」


 イエスが苦笑した。


「そう簡単に正体は見せないでしょうしね」


 ハリーも同意した。


「逆にだが、お前のスキルでプレッシャーをかけまくったらどうだ? それで馬脚を見せるのを待つしか無いだろう」


 イエスが他人事だと思って無茶苦茶言うが、確かにそれしかないか……。


「しょうがない。徹底的に嫌がらせみたいにするか」


 俺がため息をついた。


 近衛騎士団はエイドリアン様のご指示で街の一番の宿舎とかで泊まっていた。


 とりあえず、それに片っ端に忍び込んで部屋を調べる事にした。


「なんだぁぁぁぁ! お前ぇぇぇぇぇぇ! 」


 部屋で寝ていた近衛の騎士が剣を抜いて叫んだ。


 俺が荷物をガサガサしてたので目が覚めたらしい。


「お静かに、エイドリアン・ハートネット様から、近衛騎士団の裏切りものを調査しているエドウィンです」


 俺がそうにっこり微笑んだ。


「いやいや、俺は何もやってねぇぇぇよっ! 」


 部屋で寝ていた近衛の騎士が叫んだ。


「いやいや、それは調査しないと」


 俺がにっこり笑った。


「いやいや、ふざけんなぁぁぁ! 出て行けよぉぉぉ! 」 


「何か、面白いものを持ってますね」


 俺が荷物の中から、白い粉の入った小瓶を見つけた。


『最近、王都の方では麻薬が広がっていると聞いたが……。まさか、近衛の騎士団まで広がってると言う事か? これの為に裏切るって事もあり得るか? 』


「それ単なる精力剤だよっ! 溶かして飲むんだよっ! よそで無いとそういうとこで遊べないんだよっ! 」


 部屋で寝ていた近衛の騎士が叫ぶ。


「麻薬だと? 」


「そんなものをっ! 」


 突然、近衛の騎士団の監査部のものがドカドカと部屋に入り込んできた。


 俺達が騒いでたので、やってきたようだ。


「いやいや、ねーちゃんと遊ぶため用の精力剤だよ。溶かして飲むんだよ」


「お前、近衛の騎士団は品格が大事なんで、そういう所に出入りは禁じられているだろうがっ! 」


 近衛の騎士団の監査部のおっさんが叫んだ。


「いやいや、行ってませんよっ! 」


 そう近衛の騎士は叫んだ。


 俺が、この街のそういうとこのご利用後のまた来てねって書いてある書面を見つけて広げた。


「行ってるじゃないかっ! 」

 

 近衛の騎士団の監査部の若い奴が叫んだ。


「え? この書面が、この街のそういうとこで貰えるって何でご存じで? 」


 俺がそう聞いたら、絶叫をあげながら、寝ていた近衛の騎士とそう言った監査部の若い奴は近衛の騎士団の監査部の他の連中に引き摺られて行った。


 悲しい。  

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