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第三部 第四章 駄目だし

「一応、聞くが効果音は止めれないんだな」


 エイドリアン様が聞いて来た。


「これは私の生き様なので……」


 イエスがきっぱりと言い切った。


「まあ、だよな。一応、俺が認めて仲間にしちゃったからなぁ。多分、エドウィンの喋りと一緒だよな。もう、個性になっちゃってるからすぐに変えようが無いんだろう」


 エイドリアン様がため息をついた。


「いや、受けます」


 アルバートがそう断言した。


「いやだって、こいつらつれてったら逆に大事になるよ? 」


「私もそう思う」


 ダリアの言葉にセシリアちゃんまで同意した。

 

 セシリアちゃんのジト目が怖い。


「いや、チームを分離して使うとこもあるから、この二人は留守番で、俺達だけで行きます」


 アルバートがきっぱりと言った。


「いやいや、チームから首は駄目だぞ」


 俺が必死に話した。


「いやいや、今回だけ別行動だ。俺達は俺達でこの任務をするが、お前達はお前達で羊の草刈りをやってくれ」


 アルバートが微笑んだ。


「「ええええ? 」」


 俺とイエスが突っ込んだ。


「そっか、索敵は私とセシリアで出来るもんね」


「ああ、逆に調査だけなら、少ない人数の方が良いでしょ」


 そう、アルバートがエイドリアン様に話す。


「うーん。エドゥィンの戦闘力と多分、こいつも相当な強者だと思うんで連れていった方が良いような気はするが、隠密性を言われるとな」


 エイドリアン様が困惑していた。


「大丈夫です。やばいようなら一旦引きますので」


 アルバートがそう話す。


「そうか……。本当はお前達にやらしたい話では無かったんだよな。調査とか無理な奴が面子でいるから」


「えええええ? 何をおっしゃいますやら、索敵と調査は私は最強ですよ! 」


 俺がエイドリアン様に反論した。


「索敵も調査も超SSクラスなのは知ってるが、お前は喋りまくるからな。核心を掴んでくるけど、それを調べたって相手にバレバレになるだろう? 使い勝手が難しいんだよな 」


「ガーン! 」


「ええ? 」


 俺がショックを受けた。


「いやいや、そんな事まで効果音でやらなくて良いから」


 セシリアちゃんがイエスにご立腹。


 だが、俺のショックを良く表していたとは思う。


「仕方あるまい。今回はそうするか……。ただ、絶対戦うな。普通のモンスターじゃ無いらしいからな」


 そう、エイドリアン様が俺達に告げた。


「ガガガガガーン! 」


「ええええ? 」


 俺がショックで落ち込んだ。


 エイドリアン様にまで駄目出しされるとは。


「いやいや、本当に、その効果音を何とかしてよ」


 ダリアがイエスを睨んでた。


 だが、俺とイエスともショックをありあり受けていた。


「生き様が問題になるとは」


「この性格がぁぁぁ」


 俺とイエスが愚痴る。


「まあ、ゆっくり留守番していてくれ。討伐するとかあれば呼ぶことになると思うから」


「いや、基本、戦いたくは無いんだけど」


 アルバートの言葉に俺が反論した。


「いや、それなら来なくていいじゃん」


「落ち込む必要もないよね」


 くくっ、ダリアはともかく、セシリアちゃんの当たりが強い。


 どうしてこうなったのか泣けてくる。


「まあ、お前等は討伐を決めたら動いてもらうかもしれないが、今は俺が頼んだ庭の草刈りと公共場所の草刈りを羊で二人で手分けしてやってくれ」


 エイドリアン様の非情な最後通告があった。


 なんてこった。


 今回、分け前は半分かよ。


「え? 分け前あるの? 」


「一応、病気したりした時はそうなってる」


「それなら、クエスト中の羊の儲けは出しなよ? 」


 ダリアが冷やかに告げた。


 俺とイエスは無言で、その場に跪いた。



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